事件評論・・・・ 黄昏探偵のボヤキ事件簿！！

　後手後手の捜査が始まりました。

　やらないよりはましです。

　やっと重い腰を上げた感じですね。

　本来、彩香ちゃんの遺体が発見され、遺体現象を粒さ

に見て、解剖所見を検討して、早々と橋の上、流域等か

らの検証を行っておかなければならないのです。

　今日は、検証許可状に基づいての検証だと思います。

　鈴香被告が彩香ちゃんを突き落とした大澤橋からでしょう。

　彩香ちゃんに見立てた、人形二体での実施でした。

　結果は、一体は二時間前後で遺体発見場所までに流れ

ついたとのことです。

　もう一体は、途中で引っかかったといいます。

　警察は現場を大澤橋に決めているようです。

　平気で話す嘘の供述、二人の子供を殺害しての供述の

矛盾等、精神的におかしいのではないかとさえ思われま

す。

　鈴香被告の精神鑑定の話は出ていませんか。出てもお

かしくない。

　本来は、弁護人のほうから鑑定の請求がなされるので

るが・・・・。

　簡易な鑑定も考えてはいいのは・・・・。

　ところで、今日の検証は二箇所だけでしょうか。

　大澤橋から突き落としたという鈴香被告の供述の裏づ

けとして実施したものですが、大澤橋と決め付けるには

早いと思われます。

　さて、今回の一連の事件を省みますと、防げたものと

防げないものがありますね。

　警察の対応によっては豪憲君は殺害を免れたかもしれ

ない。

　しかし、まさか近所で幼友達のお母さんに殺されるな

んて、豪憲君自身や家族の方々、近所の人はだれ一人と

して思わなかったでしょう。

　最近、やたらと殺人事件が多いですね。

　親子、兄弟間の殺戮、友人同士ないでの殺人等例を挙

げれば切りがないですね。

　これからは一人ひとりが自分を守らなければならない

時代になってしまった。

　かって、池田小での事件がありました。

　その後、各学校は監視用の防犯テレビ等を設置したり

していますが、学校側には危機意識や危機管理意識が欠

如しています。

　子供たちは、防犯ブザーを持っていますが、使いこな

せないでいる。

　防犯意識は警察だけの問題ではありません。

　国民一人ひとりの危機意識なのです。

　秋田の事件を警察だけの問題でなく、広く考えていか

なかければなりません。

　いざとなって、本当に警察が頼れるのか、検証しなけ

ばならないように思えます。

　警察に関連した委員会等が発足していますが、選任は

警察です。

　都合のよい人々の寄せ集めになっているようです。

　警察を完全に外から監視していく組織を作ることが必

要になるでしょう。

　終わりに、検証は高岩橋及び下流域はやらないのでし

ようか。

　流れ着く時間の問題の前に、遺体発見場所にどこと、

どこから流せば流れ着くかの細かな検証が必要のような

気がしないでもありません。

　まだ、時間はあります。鈴香被告の真実の供述や姿を

さらけ出してほしいものです。