2006/08/19(土)22:54
なぜ?人の命を簡単に奪うのか!
私のブログでは、人の命の大切さを書いてきました。
人の命の大切さ、重さを書くたびに新たな殺人事件が
起きて、新聞やテレビをにぎわせています。
あなた、人を殺せますか。
あなたの父や母を、兄弟を、友人をです。
殺せるものか、冗談にもそんなこと考えたことないよ、
という返事が返ってきますよね。
中には、冗談でも言うんじゃないよ、とお叱りを受ける
ことでしょう。
最近、息子が自分の借金100万円を返すために母親に
借用を申し込んだ。
母親は断った。
するとどうですか、息子は自分の母親を殺害したのです。
しかも、殺害後母親のお金を盗み借金の返済にあててい
るのです。
人としてとてもできないことですが、最近の日本はこのよ
うな、短絡的というか、衝動的というか、後先を考えない殺
人事件が多いですね。
家庭のしつけや教育の欠陥ではないのです。
世間の流れ、風潮が人の心を変心させているのではないで
しょうか。
経済的、金銭的格差をいわれていますが、精神的格差、思
考的格差、心理的格差などが根底にあるのではないでしょう
か。
なぜ、人の命を簡単に奪うのか。
今、日本に、いや世界に欠落しているのは命を大切にしな
い、命の重さを繰り返し教えないところにあるのでは・・・。
私が最近取り扱った事件は親子ってなんだろう、というこ
とです。
Aさんは80歳でご主人を亡くされました。
娘夫婦はともに学校の教師です。娘の夫は校長です。
母親は娘夫婦に同居を願いました。
娘夫婦は即答OKでした。
Aさんは娘達のために住まいを少し手入れして向かえまし
た。
2,3ヶ月は順調でした。
ところが、月末の光熱費等の支払いやテレビのことで娘と
の間でもめ始めました。
娘が多いの少ないの、テレビは時間を決めて見る事などと
些細なことの小言でした。
Aさんは後悔し始めました。
同居するんじゃなかったと・・・・。
しばらくしたら、Aさんは自宅を出てアパート住まいになり、
そこで亡くなりました。
娘夫婦は学校では、子供たちに命の大切さ、人を大事にする、
人を思いやることの大切さを教えてきたそうです。
だが、それは所詮空念仏で、自分の場になったら人への思い
やりなど消えてしまっているのですね。
人を殺めた人も、人の命の大切さや思いやり等は分かってい
るのですが、いざ何かしらで追い詰められたときに理解してた
ことを忘れてしまってるのですね。
あなたは、自分にいやなことなど他人にやっていませんか。
他人にされたらいやなことを気がつけば、他人にやっている
のですね。
ただ、人を殺害するなんてことはないでしょうから安心です、
人を殺害できる人は、どこかで精神的異常があると思います。
なぜ?人の命を簡単に奪うのか!
テレビ等のサスペンスを見てください。
一時間の中で、酷いときは4人も5人も殺されるのです。
へぇーこんな動機で、ということもあります。
理由なき殺人もあります。
そして、素人探偵が事件を解決し、刑事は酒のつまみなので
す。
サスペンスでの殺害方法が実際の事件で活用されています。
サスペンスの殺害を地で行くように実際の事件では繰り広げ
られています。
簡単に殺害し、床下に埋めたり、山中に埋めたり、切断して
バラバラにしたり、猟奇映画を地で行くようです。
テレビ等の当局者達は、サスペンスドラマの影響ではない、
といっていますが、本当にそういいきれるでしょうか。
あなたも(当然、わたしも)最後の最後まで人を思いやる心
をなくさないように生きていかなければ・・・・・。