空き巣(ドロボー)になったらどこからは入ろうかな!!
探偵の仕事も防犯的なことも相談されます。 ほかの探偵事務所には、お金にならないからまずないでしょう。 警察のような仕事をするな、といわれかねないですね。 しかし、今巷間では警察がすべき防犯パトロール等を民間が始めたのですから、防犯診断もあって然るべきではないかと思いますが。 現在、警察を頼れますか。 私自身も警察威信の低タラクに情けない有様です。 何がといえば、警察官もサラリーマン的になったということです。 正義感や使命感よりも、休みや休暇を楽しむ、時間外勤務はしない、仕事よりも家族団らんを最優先にする。 さらに威厳をなくしたのは、最近の制服等の軽さです。 制服の軽さは、気持ちも軽くしてしまいました。 なんでもかんでもアメリカ式です。 警察官のかるさが、犯罪面でもでています。 空き巣等の侵入窃盗の検挙率が下がりつづけています。 空き巣の対象は住宅ですが、共稼ぎの家が多いですから、留守宅が多いですね。 どんな家を狙うかです。 空き巣犯は入る前に下見をやります。 家人がいたら捕まりますし、盗みには入れませんね。 最大のチェックは留守かどうかです。 また、入りやすい家か、逃げやすい家かです。 留守かどうか、郵便受けや新聞受け等を確かめます。 たまっていれば留守しているのが分かります。 その上、電気メーターを確認します。 犬がいるか、鍵が二つ以上あるか、補助鍵の有無等 空き巣を撃退する方法、の小冊子を手元に置いて、説明します。 お金の隠し場所もアドバイスします。 ただし、これは一人ひとり隠し方を変えます。 一律ですと、隠す意味がないのです。 隠し金を探すのが上手なのがマルサの人たちです。 空き巣は家に入ったときお金のにおいがして探しだします。 空き巣犯の本能というか、プロ魂ですね。 空き巣犯の中には、一日のノルマを決めている者もいます。 たとえば、10万は入ればその日の仕事はしない、ということです。 空き巣も成果主義」を取り入れ始めたのでしょう。 防犯はゲリラの攻撃にさらされているのとおなじです。 どんなに守りをかためても、防御の弱いところから侵入してきます。 だが、防御をしている家とそうでない家では、違いがあります。 短時間に侵入して、短時間に逃走するのです。 黄昏探偵X氏は、今日一軒の実地検証をしてきました。 格子のある窓には鍵がかかっていないのです。 格子があるから大丈夫です、との返事です。 それでは、とドライバーで格子を外しました。 X氏はドロボーじゃないので5分かかりました。 ドロボーはもっと早いですよ、といったら驚いていました。 時には、探偵はドロボーのような真似事のやります。 法に触れるようなことはしません。 一度、自宅の防犯状況を確認してください。 暑くなると、窓を開放します。 チカン・のぞき魔も横行します。 二階の鍵も必ずかけてください。 黄昏探偵事務局からの防犯メッセージです。