テーマ:障害児の親として(1434)
カテゴリ:療育と構造化
家庭療育について
TEACCHの諏訪先生のお話を聞いてきました。 家庭療育というと 一見、先生のように親ががんばって指導していかないといけないとか お勉強っぽいことをしなくてはいけないとか 思われるかもしれませんが・・・ 実際は家庭での生活がスムーズにいくように 家族が過ごしやすいように、指導していくことなんです。 たとえば・・・ 余暇を楽しもうとか。 余暇というとレジャーのイメージがありますが・・・ そうではなく 家でできるお楽しみみたいなものです。 例えば、パズルをするとか自転車にのるとか ボール遊びをするとか・・・ その子の興味のあるものをさせてあげることです。 でも・・・自閉の子って感覚遊びが好きだったりするので 親はその子が好きなことを見つけるのが なかなか難しいだろうし その感覚遊び自体が親からみて 嫌だったりすることがあるよね。 たとえば 私の知り合いから聞いた話だと 道路のマンホールが大好きな子がいて とても、困ったらしい。 だって、マンホールって道路にあるからね。 そこで、いろんなマンホールの写真をとって スクラップにしたら、喜んで毎日それを見たんだって。 それも一種の余暇だよね。 あと、石が大好きな子がいて それはさわり心地を楽しんでいるようだったので 石を触るスペースを庭に作ったら 生活全体が落ち着いてきたんだって。 つまり、普通の人間でも 楽しい事がなければ 仕事も生活も楽しくない。 だけど、趣味とかあったら 帰ったら遊ぼ~とか考えて お仕事がんばれる。 自閉症の人もきっと同じなんだと思う。 ただ、自分で見つけるのが、あまりうまくなかったり 見つけても一般の人が見ると異様な光景に見えたら それを「問題行動」と言われてしまったりする。 ちょっと工夫すれば、それば余暇になったりするんだけど。 あとお手伝いをしてもらう。 できることや興味のあることを やってもらい、ご褒美をあげる。 そうするとこどもは仕事の意味みたいなものを小さい頃から 理解していくようになる。 あと自立課題やいろいろなことがありますが・・・ 要は、家庭療育というのは 親ががんばってしてもらうことではなく 親が楽になるためにやってもらうこと なんだと思います。 って、言ってもね~ 興味のあるものをみつけるのも なかなか大変なんだよね? とも思ったりして。 難しい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/10/20 05:55:10 PM
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