カテゴリ:養護学校
うちの養護学校のお母さんたちは
放課後子どもたちといることを 「子どもを接待する」 という。私は最初なんのことかわからなかった。 つまり、こうだ。 放課後、子どもたちがマックに行く!と言ったら マックに行く! ジャスコに行く!と言ったら ジャスコに行く! 要は子どもの要求にできる限り応えるというもの。 うちは3人も子どもがいる。 しかも、それぞれ通う場所が異なる。 行事も別々にすごいたくさんある。 とてもじゃないが 放課後、子どもたちの要求それぞれをかなえてあげることはできない。 例えば、今日は三男がおばあちゃんのうちに行きたいと言った。 でも、今日は、げんがいるので行けないと説得した。 げんが実家に行くと大変なことになり まずすぐには帰れない。 だから、三男には実家ではなくコンビニで手をうってもらった。 これはコミニケーションなんだと思う。 言葉でやりとりして、納得して・・・ 幼稚園の子でもここまでできる。 もちろんげんだって。 げんはたまに、学校の帰りにジャスコに行きたいとカードを出す。 だけど、三男のお迎えがあるので行けないという。 その代わりにカレンダーを見せて この日に行こうというと げんはおとなしく従ってくれる。 言葉こそないが、これもコミニケーションである。 コミニケーションというのは やりとりなのだ。 つまり一方通行ではいけない。 指示に従うだけ。 わがままを言うだけがコミニケーションではない。 たとえ言葉が話せなくても カードやジェスチャーを使い お互いの気持ちを伝え、説得する。 今でこそこんなやりとりができるが げんが三男くらいのときは本当に大変だった。 かんしゃくを起こしたり、自傷したり・・・ でも、私たちはあきらめなかった。 いつかいつか本当の気持ちが伝えられると信じて・・・ でも、それはげんがまだ小さかったからできたのかもしれない。 こんなに大きくなってかんしゃく起こして暴れられたら すごいことになるよね? 他のお母さんの大変さがよくわかるよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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