げんきはうす

2007/04/19(木)23:18

療育って何だろう?

療育と構造化(150)

私はたまにふと思う。 療育って何だろう? 専門家のところに行って特別な処置をしてもらうのか? 偉い先生の講演会などに行ってお話を聞き まるっきり言われたとおりに実践するのか? 定期的に通園施設に通うことなのか? 私にはわからなくなることがある。 今年の松風園のディは どうやら余暇グループとPECSグループに分かれるらしい。 うわさなのでよくわからんが・・・ PECSというのは 絵カードをつかってコミニケーションを徹底する方法で うちのげんのように他のコミニケーションを使っている子には もう遅いとか・・・ PECSをやりたがる親御さんのお子さんは だいたい発語がない。 うちのげんのような感じである。 私は以前、松風園に通園しているときに 発語している子のお母さんにカードの重要性を訴えたら 相手にされなかった。 「カードでコミニケーションがとれるはずがない」 「カードで発語を促せるわけではない」 と考えるのが普通である。 人間は言葉を聞く→話す→読む→書く という順に覚えるのが普通であるが げんのような自閉の子は 見る→読む→聞く→話す→書く(でもこれは難しい) といった感じでしょうか? げんは今お気に入りのビデオをタイトルだけの背表紙をみて 「ゴーゴーファイズ。みる。」 という。 これは別に私が毎日つきっきりで教えたわけではなく 自然に覚えてしまったのだ。 毎日タイトルと実際のヒーローの映像を見て その歌を聞いて 兄弟や私が「ゴーゴーファイズ」 と言っているのを聞いて それできっと覚えたのだろう。 語学は学力ではなく生活だ!というような言葉を聞いたことがある。 学校の成績が悪くても 英語が達者な子はたくさんいた。 つまり、言葉は、コミニケーションの手段であって 言葉以外のコミニケーションを確立したげんにとっては 言葉はあってもなくても同じ。 まあ、あると便利かな?くらいのもので・・・ PECSもコミニケーションをしよう!という気持ちを持つ コミニケーション能力というか?そんなものを 育てるものであって カードで全部表現すればいいというような単純なものではない。 つまり、月1回くらい特別な処置をするよりも 毎日毎日積み重ねることが療育なんじゃないのかな? って思う。 療育は子育てと同じで ちょっと工夫のいる子育て。 くらいに思ったほうがいいんじゃないのかな? でも・・・ 親だけでやるには限界があるから 助けてくれるとことはたくさんあった方がいい。 でも、助けてもらっても当てにはしないほうがいい。 と言った感じでしょうか? ちなみに・・・ うちは療育をするということよりも 余暇を充実する事ばかり考えていたのですが・・・ 余暇支援の中にも療育は十分ある。 ということに最近気づいた。 プールに入るんでも おトイレは先に行っておくとか 公共の場やバス・電車で騒がないとか スケジュール通りいかないときは変更もあるとか。 なにかひとつのことをやらせるのには たくさんの肯定があって それをひとつひとつクリアーしないと 目的は達成されない。 そんないろんなことを ガイヘルさんに教わりました。 私も、ガイヘルやりたいなあ。 できないかな?

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