昨日、就学前検査と学童の見学を終えて
ちょっと気づいたことがありました。

就学前検査のときに
同じ幼稚園の子がいました。
私が
「お遊戯会大変だね。何の役やるの？」
と聞いたら
「しらね～」
するとその子のお母さんが
「兵隊さんの役でしょう？台詞覚えた？」
と聞くと
「わかんね～」
するとうちの三男が
「ぼくね金のガチョウで牧師様の役をやるの！」
と割って入ってきた。

私はこの対照的な子供の反応を冷静に見ていた。
たぶん、この子はずっとお母さんに守られて生きていたのだなあ。
自分が特に自分自身のことを話さなくても
お母さんが代弁してくれたんだなあ。
とても、かわいがられていたのだなあ。
と感じた。
一方、三男は、誰に対しても物怖じをせず
はきはき答える。
そりゃ慣れてくればそんなにしないが・・・

三男は首が据わらないうちから寝返りをしていた。
１０ヶ月では伝い歩きどころが
よちよちと歩いていた。
まだ１０ヶ月なのに
松風園に毎日付き添い
松風園で付き添いが禁止になれば
保育園に預けられ・・・
養護通学の付き添いでは理由が弱いと
保育園で断られれば幼稚園へ。
私はげんの通学の付き添いのため
ほとんど園には行けず
入園式さえも出席できなかった。
みんなお母さんが来ていたのに・・・

運動会では毎年、見に来ていたのは私だけ。
「どうしてうちはみんなこないの？」
と毎年聞かれ、困ってしまった。
きっと、来年は養護の運動会とブッキングして
三男の小学校の運動会は見れないだろう。

三男は、私がいつもいっしょにいなかったから
自分で自分の意見を言い
自分を守ってきた。
学童にいる子も三男に似ていた。
別にかわいそうだとは思わない。
そうせざる得なかったから。
ただ、大変だったろうなあ。と改めて思った。
一番最初に一時預かりに預けたとき
まだ１歳ちょっとだった。
はじめての保育園でうまく寝られず
保母さんにすごく叱られた。
私が叱られるのは全然かまわないのだが・・・
まだ１歳の三男に
「耳をさわらないと、なんで寝られないの？」
と怒鳴っていた。

それからだろうか？
三男は少しづつ自分を出してきたような感じだった。
言わなきゃ損。かわいがられなきゃ損。
みたいな。

でもさ、私もげんもがんばってるよ。
将来、絶対に自立できるおにいちゃんになってみせるよ。
だから、だから、ごめんね。
もうちょっとがんばってね。