保育ソーシャルワーカー(保育相談支援の専門家)岸本元気の『親と子のこころを育てる50の方法』

2007/06/04(月)16:14

ふうー・・安心・・・★★そんな「安心サークル」あなたにもありますか?

ふうーっつ・・・安心・・(喜) 「安心サークル」 サークル?? いえいえ 新しいサークル(団体)を作ったわけでは ありません(笑) こどもたちが 鬼ごっこをしているのを見ると 突如として 現れる「サークル」 それが 「安心サークル」です どんなに鬼から追いかけられようとも このサークル(輪)の中に 入ってしまえば 鬼は入ってこれません!(喜) つかの間の休憩タイム・・・そして「避難場所」です この避難場所 とても理に叶っているものです 大人でもこどもでも この「安全サークル」は必要です 何かに追い立てられて 逃げるとき それは 誰にでも 必ずあります 「俺は 絶対に逃げたりしない!!常に向かっていくもんよ」 そんな人でも ほっとする「安心の場」は必ずあります 携帯を切っておける場所  電話にもメールにも返事しない ちょっと休憩させてくれよー・・・ そんな場所や時間は 必ずあります それが 「家庭」である人もいれば 「家庭以外の場」である人もいるでしょう 場所は 問いません・・・ でも この「安心サークル」は 人にとって もっとも重要な場所だからです 「逃げ込める場所」がない こんなに悲しいことは ないのです でも 現実には そんな場所を持てない こどもたち そして大人はいます 僕も たくさんの そんなこどもたちに会ってきました そこには 様々な家庭環境の事情や いろんな事情があったから 仕方がなかったのかも しれません でも 最近出会うこどもたちは 少しだけ違ってきました それは 周りの誰もが 「安心できる場所があるよ あの子には」と思っているのだけど その子自身は 「安心できる場所」がないという「現実」です それを見つけてあげる方法 それは いったん すべてから開放してあげることです たまには 「自分の好きなことをしてごらん」の一言なのです 誰と会わなくても なにもしなくても かまいません どこにも行かなくても かまいません ぼんやりするだけでもいいのです それは それで その子の「ほっとできる場所」であり「時間」だから でも もし 立ち止まることもなく 今ある事や今やらなければならないことを 何かを恐れるように 継続しなければならないとしたら きっと 「安全な場所」が 見つかっていないのかもしれません 「避難袋」というものは 「避難できる場所」があってこそ 使えるものなのです こどもたちが 背負っているもの それは 本当に「避難袋」ですか?                       (げんき)  

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