保育ソーシャルワーカー(保育相談支援の専門家)岸本元気の『親と子のこころを育てる50の方法』

2012/09/28(金)08:14

脳には 『言葉』が すこーんっと 入る ポイントが あるのです。

昨日は 朝から夕方まで セラピーの日でした。 昨日いらしゃった お母さんから 質問されました。 「元気さんのいうことなら なんで この子は聞けるんですかね・・・不思議です・・」 「特に不思議なことではないですよ!!」  とお伝えしてます。 僕は 「言葉」だけをつかって セラピーを行っています。 ある小学校に入らせて頂いた時  少し、多動傾向のある 男の子がいたのですが 少し その子へ アプローチするまでに 時間をかけましたが 最終的には 「言葉」をかけることで  その子は 椅子に座って授業を受けるようになりました。 それは、時間をかけて ゆっくり そうなるのではなく あるとき ある瞬間から 「ぴたり」と そうなるのです。 よく研修会や講演でもお話させて頂いてるのですが、 まるで バスケットボールを ゴールに向かって投げると スポンっと入るかのように 「言葉」が その子に入っていくのです。 もちろん バスケットボール同様  狙いは定めますが・・・ 『言葉』が すこーんと入るポイントというのは 実は存在するのです。 「元気さんは この子と会話をするときに それほど特別な話し方ではないのですが・・」 と どのお母さんからも聞かれます。 実は 意識的に話している その子の「言葉」と会話をしてはいないのです。 すべては その子の「無意識」の中へ 「言葉」を お届けしているからです。 誰でも経験があると思うのですが、 プロポーズでも 告白でもいいのですが、 「こんな場所で こんな風に こんな言葉をかけらたら もうだめ・・・・」 という瞬間があると思います。 「言葉がけ」というのは 全ては 「タイミング」なのです。 普通の会話は もちろん 楽しく遊びながら やってますが セラピーのときには この子には  「この時間」の「この場面」の「この瞬間」に「この場所」で  この「タイミング」で この『ことば』を投げかけよう。 そう思って 言葉をかけています。            セラピーでの「言葉がけ」には かなり時間をかけ 計算して  「ことば」を 育て上げているのです。                                    (げんき) 次回 ひとつだけ 方法を ご紹介したいと思います。

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