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眠り姫

2007.02.11
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時を刻みて  



1.助走
田舎も都会も満喫


「春になったら何を植えようか」。落合さん夫妻の周りを時間がゆったりと流れる=兵庫県多可町、フロイデン八千代
 土のにおいと吸い込まれそうな静けさが、時間をゆったりと運ぶ。

 兵庫県多可町の滞在型市民農園「フロイデン八千代」。落合和夫さん(62)は妻節子さん(62)と毎週末、神戸市須磨区の自宅から訪れる。一泊二日で畑仕事に汗を流す。

 「土に触れると気持ちが落ち着く。来るのが楽しみでね」。備え付けのロッジ前で、二人の表情が和む。

 和夫さんは二年半前、大手鉄鋼メーカーで定年を迎えた。「定年後」については、五十代半ばから助走を始めていた。

 自然との共生に興味を持ち、森林ボランティアに参加。広がったアンテナに引っ掛かったのが「滞在型農園」だった。すぐに賃貸契約を結んだ。

 自然に帰れる田舎暮らしを楽しみたい。一方で、都会生活の便利さも捨てがたい。どちらも満たす術を、定年前に手に入れていた。

 「退職後を有意義に過ごすには、できるだけ早く行動することが大切。会社以外の人間関係をいかにつくるかがポイントです」。和夫さんは、そうアドバイスする。

 「フロイデン」を含め県内には滞在型農園が七カ所、計百七十五区画ある。今、延べ三百五十人が空きを待っている。



 戦後の日本をけん引してきた「団塊の世代」の大量退職が間もなく本格化する。彼らはこれから何を求め、どう生きるのか。「プレ」「ポスト」も含め、大きな節目を迎えた団塊世代の「風景」を切り取ってみた。

記事・小森準平
写真・宮路博志








Last updated  2007.02.11 16:03:00
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