元気の源

血烙 価格：900円（税込、送料別）

NY市警で研修中の鳴沢了、アメリカ暮らしの恋人、内藤優美とその息子、勇樹たちとも過ごせ、充実した日々を過ごしていたのだが…そんな鳴沢のもとへ事件の一報が。
勇樹が乗ったバスがジャックに遭遇し、人質になっているという。
長い膠着状態の末、意外な形で事件が収束に向かう。
現場に駆けつけた鳴沢が見たのは射殺された犯人の遺体、そこに勇樹の姿はなかった。
見え隠れするチャイニーズマフィアの大物マシンガン･トミーの影。
勇樹の行方は？
NY、アトランタ、マイアミ―かすかな手がかりを追い、鳴沢が爆走する。

鳴沢シリーズ第7弾。
恋人、内藤優美とその息子・勇樹が住むNY市警に研修という形で追いかけ、幸せな生活を送る。
人気テレビドラマに出演する勇樹がエージェントの目を逃れて、1人で行動しているときに事件は起こる。
なぜ勇樹はみんなに内緒で行動しているのか。
それは最後にわかるが、勇樹の行動が切ない。
｢家族｣を助けようと鳴沢は「暴走」する。
日本の警察小説では珍しく、海外に舞台を移しその米国内でも舞台はあちこちに移動する。
スケールは大きいよね
でも鳴沢は一貫して「勇樹を助ける」そのことで突っ走る。
個性的な刑事たちが登場して、面白かった。

鳴沢は相変わらず事件に巻き込まれるなーと思いながら読み進める。
一生懸命ゆえに周りと衝突するんだな…


ラストが意外な終わりでびっくりした。。。