そこで天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)は天浮橋(あめのうきはし)即ち実相宇宙の遥(はる)か彼方から現象世界を御覧になって、『豊葦原之千秋長五百秋之水穂国(とよあしはらのちあきのながいほあきのみずほのくに)は甚(いた)くさやぎて有りけり』即ち「非常に騒いでおるわい!」と云って、すめみまのみことが降臨(こうりん)するのであるから地上を浄めて置かなければならぬ、それには地上にいる『道速振(ちはやぶる)』ーー即ち逸早振(いちはやぶる)る血気旺(けっきさか)んな荒ぶる乱暴な国津神(くにつかみ)を帰順(きじゅん)せしむるには、先ず使いを遣(つか)わして言趣けさせようとせられたのであります。『言趣(ことむ)け』というのは言葉を向けて帰順せしむる事であります。日本の国は武力によって暴力で圧迫して相手を征服するのが本義ではないので、先ず言葉に仍(よ)って諄々(じゅんじゅん)と真理を説いて相手を和服せしめる、だから言趣け和すと云うのであります。武力は、言葉で真理を説いても、その真理に耳を傾けないで耳を蔽(おお)うている場合にのみ行使すべきものであります。
(『古事記と日本国の世界的使命』旧生命の實相神道版184頁引用)
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