2004/07/10(土)20:01
ハリーとトント
9/15(月)の深夜です。
世間様は国民の祝日でお休み。
幻泉館主人は非国民なんでお仕事でした。
中途半端で帰ってきちゃったけどね。
そうか、敬老の日か。
前にも書いたけど、想像する自分の老後で何がつらいって、敬老の集まりだよな。
小学校の体育館みたいなところに詰め込まれて、歌謡ショーやら大正琴の合奏やら見せられちゃうのかしら。
拷問だよなあ。
楽天広場に登録する時に、い~かげんに自分の[特徴 プロフィール]を書き込みました。
「自慢のアイテム」なんてのは限られてるけど、「好きな音楽」「好きな本」「好きな映画」なんて何書いていいかわからないよなあ。
そこで映画を考えるときにふっと作品名が浮かんできたのが『ハリーとトント』。
あれぇ、そうか?
そんなに好きだったっけ?
う~ん、やっぱり好きらしい。
1974年、ポール・マザースキー監督の作品です。
私が観たのはその翌年あたりに、東京のどこかの名画座だと思います。
この監督の作品で、日本でヒットしたのは『結婚しない女』(1978)。
私が好きなのは自伝的な『グリニッチ・ビレッジの青春』(1976)ですね。
この映画のシーンを真似しました。
友人と酔っ払って、深夜に井の頭公園の野外ステージで「つかこうへい」さんの劇の台詞を真似ました。
おお、青春!
それよりもさらに『ハリーとトント』の方が好きなんですね。
ハリーという爺さんと、トントという猫のロードムービーです。
ストーリー詳細はgoogleで「ハリーとトント」を検索してみてください。
苛酷な現実を温かい視線で、コメディ・タッチで表現している映画です。
年取ったらこういう爺さんになりたいという、ある種の理想像でありました。
ただ、ハリーは半生をマジメに生きたから、自由な精神が血肉を持ちうるわけでありまして、もともといいかげんに生きてると、老後は悲惨なことになりそうです。
っつうか、私はあんまり老後がないはずなんで、心配しないのよ。
おお、ネタとしてはちゃんと「敬老の日」になったじゃん!