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2003.09.28
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カテゴリ:書籍と雑誌
中山ラビさんのところからライブの案内をいただきました。

> 10/25(土) 吉祥寺スターパインズ・カフェ
> open 6:00pm  start 7:30pm
> 中山ラビ ゲスト:泉谷しげる
> 前売り3500円 当日3800円 +ドリンク
> チケットぴあ9/12  SPC9/6より
> 要予約 問 ほんやら洞042-323-4400

あれま、また行けないわ。
どなたかライブの様子を観てきて教えてくださいませ。



今では分別あるオトナなのでやりませんが、学生時代の私はハタ迷惑な習慣がありました。
部屋に泊まりに来たやつに、詩を読んできかせるのです。

今はなき劇団カクスコで、中村育二さんが歌本を見ながらギターを弾き語りするというおなじみの風景がありました。
アレももちろんやりました。
自分の好きな曲を、自分の好きなキーで、自分の好きなテンポで歌うわけです。
なぜか夜中ですね。

そういうことをする人は多かったと思いますが、私の場合はさらに興が乗ると、ベッドの下から詩集を引っ張り出して朗読して聞かせるのであります。
実に迷惑な話です。

あ、本箱持ってなかったんです。
四畳半に机とベッドを入れたので、本を飾っておく場所なんかないのです。
こんな場所に十人の人間が寝たこともありました。
女の子もいたのにすごいですね。
若さというよりバカさです。

中野重治、山之口貘、三好達治、石川啄木、中原中也、草野心平、宮澤賢治……。
ま、なんでもありなんですが、基本的には翻訳ものはなし。
それでも魯迅の散文詩を訳したものとか、金子光晴訳ランボー「いちばん高い塔の歌」なんかは例外的に朗読いたしました。
知ってそうでいて知らない詩を聞かせて、「これいいいね~」と言ってもらえるのが嬉しかったのです。

ベッドの下に突っ込んである本の中からのリクエストもありまして、女の子たちには谷川俊太郎さんの「男の子のマーチ」が一番人気でした。

 > おちんちんはとがってて
 > 月へゆくロケットそっくりだ

ってやつね。とほほ。

で、私は茨木のり子さんの詩が大好きだったんですが、これが読みにくいんです。
「うまく読めた!」とならないんです。
「わたしが一番きれいだったとき」という有名な詩、これがなあ。
冒頭一連はすごくリズム良く行きそうなんだけど、途中で変拍子になって、ごにょごにょごにょ……竜頭蛇尾。
不思議だなあと思っていたのですが、半年ほど前の毎日新聞で吉本隆明さんが書いてました。

 > 茨木さんの詩のもう一つの特色は、言葉で書いているのではなくて、人格で書いているということだ。

さすが腐っても吉本リュウメイ。
一発で核心を突いてくれました。
なるほど、ワタクシの人格修業が足りなかったんですね。
敗戦直後のカラっと晴れた青空の下、元気よくブラウスの腕をまくって歩く女性の域に、私は全然達していないということです。
もちろん今でもダメだべ。

ところでこの「わたしが一番きれいだったとき」は、ずいぶんたくさんのソングライターたちの心を揺さぶったようで、何人もの人が曲を付けて歌っています。
ちょっとラグタイムっぽい雰囲気で男の人が歌っていたのを覚えていたのですが、ずっと誰なのかわかりませんでした。
それが、つい最近判明してうれしく思っています。

意外におなじみのところでした。
よく高田渡さんと一緒にやっている佐久間順平さんが、以前大江田信さんと一緒に「林亭」というデュオをやってまして、ソレでした。
ヤフオクなんかで出るとすごい値段が付いていた自主制作アルバム『夜だから』に入っています。

オリジナルのアルバムは1973年、二人の大学生が15万円ずつを出しあって作った自主制作のレコードであります。
当時の15万円はかなりな金額。
下手すると貧乏学生の半年分の生活費ぐらいだったかも。
写真を見ると、フラットマンドリンやギターもかなり良いものをお使いだったのではなかろうか。
演奏もうまいのですが、そういう意味でもすごいなあ。

制作枚数200枚。
高田渡さんが絶賛したりしたおかげで、すぐ売り切れたそうです。
あ、これはぐゎらん堂では、なんて写真も。
CDはそれからおよそ20年後の1992年に復刻されたものです。
それからさらにまた十年後、こうやってまだ初回プレスが売れ残っている……のかな?

林亭『夜だから』CDが届いて早速聴いてみると、私が大昔にラジオで聴いた「わたしが一番きれいだったとき」は、やはり林亭が歌っていたものでした。
ラジオで耳にしたのは高校生の時だったでしょうか。
ずいぶん久しぶりに出会う音源で、さすがに感慨深いものがありました。

他の曲なんですが、やけに名古屋にいる女の子というのが出てくるのも、ちょいときます。
そう、きれいな思い出(=片思い)の女の子が、名古屋で学生生活を送っていたのであります。
これでまた、少しだけ胸キュン。

明日は、もうひとつの「わたしが一番きれいだったとき」について書かせていただきます。

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Last updated  2004.11.04 02:28:56
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