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2003.10.28
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カテゴリ:テレビ
【追記】

中の人などいない。

覚えてないが、たぶん画像への直リンをやめてくれと言ったのだろう。
あんたのサイトにどうしてアタシが画像をサービスしてやらにゃならんの。

引用という言葉はご存知ないようだな。

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@hisamichi 自分の描いたもんでもあるまいしそのキャプだって本からの無断転載だろ日本人めんどくせーって思ってすぐ外国のサイトからの画像に差し替えた 半年くらい前 Web Site Twitter web 2007-10-20 18:47:09+09
@hisamichi 2003年に再放送してたんだ どうでもいいけどこのブログの中の人に、「無断リンクはいいけど画像転載は許してませんっていわれたことあったな」赤瀬川源平の漫画http://plaza.rakuten.co.jp/gensenkan/diary/200310280000/
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10/26(日)の「NHKアーカイブス」は1978年11月25日放送の『ルポルタージュにっぽん「おとこ東大どこへ行く」~10年目の東大全共闘~』だった。
東大紛争から十年後、東大全共闘のメンバーを作家橋本治さんが訪ね歩く。

「桃尻娘」「桃尻語訳 枕草子」「窯変 源氏物語」の橋本治さんである。
1968年、東大紛争の真っ最中に橋本さんが作った東大駒場祭のポスターが話題を呼んだ。

 > とめてくれるなおっかさん、
 > 背中の銀杏が泣いている、
 > 男東大どこへ行く

ルポルタージュにっぽん橋本さんの言い方だと、それから十年「布団をかぶって寝ていた」そうだ。
十年寝太郎、橋本治。
「われわれ」ではなく、徹底的に「個」に閉じこもり続けたということである。
岡林信康「わたしたちの望むものは」が「わたしたち」を否定する逆説的な歌であり、「友よ」の連帯を拒否したことを思い出す。
しかし、このドキュメンタリーは、「個」がまた再び連帯を求めて「われわれ」を取り戻そうとする旅である。

番組は1978年の駒場祭の映像から始まる。
1978年、私は都の西北大学の学生だった。
つまり、そこに出てくる東大生諸君は同じ世代の学生たちだ。
昔のポスターを抱えて登場する橋本さんは長髪にオーバーオールのジーンズ。
「俺たちの旅」に出てきそうな風体である。

紛争当時の映像では、本当にキャラメル・ママみたいなおばちゃんが出てくる。
もちろん細野晴臣さんや鈴木茂さんみたいなのが出てくるわけじゃないですよ。
バリケードの中のボクちゃんにキャラメルを差し入れしようととしたお母さんのことを揶揄して「キャラメル・ママ」と言ったのです。
自信ないですけど。
なにぶん1969年1月の安田講堂の攻防戦の時はまだ小学生だったので、よくわかってません。
権威や権力と戦うのもかっこいいなあ、ぐらいの感想はありましたです。
1970年11月の三島由紀夫割腹事件の時は中学校1年生でして、全共闘やら憂国やらより、とにかく新聞に載った生首が気持悪かったという印象しかありません。

お、「10.21」の映像だ。

●芥正彦(俳優)
●相原亮司(三里塚農民)

ああ、そうだった。
まるでノンポリだった私のようないいかげん学生にも、1978年3月26日には三里塚に行くように大動員がかかったのだった。
その日、空港の管制塔が破壊され、成田空港は開港が延期された。
掲示板に書きましたが、帰りは夜になって、ヘリからサーチライトで照らされて周囲が昼間のように明るくなるのが、とっても恐かったです。
 ♪烏合の衆~♪

集会にはフランスのラルザックから空港反対運動をしている人が来て連帯のアピールをしていました。
空港というのはやばいなあと思いました。

今、のどかな県では要らない空港を作ろうとしています。
横に長い県なんで、東部ののんびり市にはまったく関係ない空港です。
羽田に行った方がはやくて便利なのですから。

1978年、私は論文を書こうとしていました。
卒論は不要な学部なので、ゼミの先生に提出するゼミ論です。
本当は日本思想史をやりたかったのですが、なんとなく友だちに誘われて地方自治論・住民運動論のゼミに入りました。
論文の研究対象は、故郷のんびり市の住民運動です。

1963年から1964年、東京オリンピックに向けた高度成長期に、のんびり市では石油化学コンビナートの建設計画を、住民運動によって撤回させたのです。
全国各地の住民運動が開発側に破れていく中で、ひときわ目立つ、「勝利した」住民運動なのです。

私は『平成狸合戦ぽんぽこ』という映画を見ると、必ず泣いてしまいます。
次々に戦いに破れ、無念のうちに死んでいった方々の姿が見えるからです。
私は泣き虫です。

のんびり市で反開発側が勝利したのは、リーダーが地元の高校の先生たちであり、草の根保守も、地区労組も、反コンビナートという一点で協力したからです。
おかげで、今も海や山できれいな夕陽を眺めることができます。

人口20万人の都市で8万人規模の建設反対集会が行なわれました。
普通の家庭で近所の人たちと建設の是非が論じられ、小学校低学年だった私も、家でデモ用のプラカードの看板を描くのを手伝いました。
ちばてつやさんのマンガのコマから、咳をしている絵をパクッて、喘息になりたくないというような絵を描いたのです。
四日市ぜんそくが社会問題となり、新潟のコンビナートで1ヵ月以上火災が続いていたのです。
これが私の、民主主義の原体験です。
どうしてみんな、こんなことがあったのを忘れてしまうんでしょうか。

この石油化学コンビナート反対運動の継続的な成果として、70年代には全国でもトップを切って先進的なゴミ処理システムが作られました。
ゴミにせず、資源としてリサイクルしようという、分別収集です。

が、遺産は食いつくしてしまったようです。
今は天下り市長が典型的な土建屋行政を行なっています。
駅周辺、それから私が夕陽を撮影した山も海も、夜はずいぶん物騒な雰囲気です。

土建業界のために行なう開発は、人心が荒廃します。
柳町光男監督の『さらば愛しき大地』(1982年)は覚醒剤の恐ろしさを描いた映画ということになっています。
が、あれは開発によって崩壊していく共同体を描いたものです。
のんびり市から追い出されたコンビナートは、千葉や茨城に行ったわけです。
大変申し訳ないことをしましたね。

●武田和夫(山谷労働者)

東大法学部を中退して山谷に入った武田さんは、番組制作当時、永山則夫さんの「反省共立運動」を支援していた。
その後も多くの死刑囚の支援に取り組んで、「死刑廃止全国ねっとわあく」の活動をしている。
「連続射殺魔」永山則夫もまた団塊の世代だったのだ。

山谷での取材中、妨害が入るのが生々しい。
NHKは暴力団の悪事をもっとやってくれという山谷労働者の声が痛い。
これがせいいっぱいだろう。
番組製作者はよくがんばっている。

●今井澄(諏訪総合病院・院長)
●水戸部貴士(当時・横浜国立大学生)

水戸部さんの言葉。
「外人部隊が罪が重かったわけだ、みんな」
事実はどうなのか知らないが、ありそうな話だ。
官僚養成学校の学生は、身内に支配者層に近い者が多い。
オウム真理教事件の際に、法皇がどうしたとかいう部署の責任者だった人物は、無罪放免になったことを思い出す。
大江健三郎に「私大生」などとばっさり切り捨てられる都の西北大学出身者は、楽天広場でウダ巻いてるぐらいのところだ。
「ボクって何?」どまりではちょっと悔しいね。

●加藤一郎(東大法学部教授 当時・東大総長代行)
●林健太郎(日本育英会会長 当時・東大文学部長)

ま、この人たちはどうでもいいわ。
橋本さん、「東大紛争」と言うはずのところを「東大闘争」と言い間違えている。
ついつい気持ちが、ね。
NHKさん、これをアーカイブだけで流すのはもったいないよ。
今を撮って一緒に流してくれ。



【追記】
 実に不愉快な請求書&督促状が来ます。
 いかにも怪しいので、すぐに詐欺だとわかります。
 うちの場合は幻の家人宛てだし。
 お好きな方は画像をご覧ください。
 電話しちゃいけませんよ。
 
 http://gensenkan.hp.infoseek.co.jp/images/sagicard03.jpeg
 http://gensenkan.hp.infoseek.co.jp/images/fiddlecard.jpg
 http://gensenkan.hp.infoseek.co.jp/images/q2bill.jpg




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Last updated  2007.10.26 05:29:40
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