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2003.11.02
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カテゴリ:書籍と雑誌
私は夢や幻を語ることはあるが、怪力乱神は語らない。
幽霊などいない。
死んだ者に会いたくなっても、誰ひとりとして会いにきてはくれないのだから。
思い残しはいっぱいあっただろう?
言いたいことがあっただろう?
残された者も、言いたいことがある。
聞きたかったこと、謝っておきたかったことがたくさんある。
でも、死んでしまったらそれはもうかなうことがない。

CD『Glory Hallelujah 西岡恭蔵自選Best』には、大塚まさじさんと友部正人さんの「ゾウさんへ」が書いてある。
「たまには出てきて」とか書いてあるのがおかしい。
そう、たまには出てくればいいのに、みんな。

死んだらそれで何もなくなってしまうというのは、ずいぶんつらいことなんだよね。
霊が存在するのだと考えた方が、ずっと気持ちが楽になる。
あなたが幽霊に出会ったことがあると言っても、それは否定しないよ。
きっとウソではないのだろうし、あなたは運が良いのかもしれない。
でも、私には、幽霊は存在しないのです。

オウム真理教元教祖結審。
判決はだいぶ先になるだろうが、その結果は残った宗教団体の活動にはたいした影響を与えないだろう。
死刑判決が出ても、それは「法難」にすぎない。
生き延びてまた妙なことをやらかしてくれるより、さっさと「殉教」してくれた方が、教団運営者には都合がいいのかもしれない。

信者たちが教祖の面をかぶって選挙運動をしているのを、西武新宿線の駅前でよく見かけた。
最初はみんなギョッとするのだが、苦笑している者が多かった。
だって、あれで投票する人がいるとは思えない。
今思えば、オウムの連中はそういう「普通の感覚」を失っていたのだ。
笑えないよ。
「象牙の塔」にこもっている権威ある方々も、そんな「普通の感覚」がなくなっているようだから。

それから少し経ってだろうか。
高円寺駅を出ると、コンサートの客引きがいた。
どこかで聞いたような電子音楽をひゅーひゅーと流し、画板のようなものを抱えた若者がいる。
コンサートに行かなくてもいいから、胸の前の板に載せた本をもらってくれと言う。
「はい、ありがとう。」
薄いパンフレット類には目もくれず、なるべく立派な装丁の本と、A5判の機関誌らしい雑誌を数冊ひっつかんでいく。
「あ。それは……」
「ありがとう。」
おばさん体質なので、オウムの下っ端なんぞには負けない。

その夜、下宿で一通り目を通した。
アホだなと思った。
「最終解脱」はどう読んでもインチキだ。
これはひっかかる方が悪い。

ただ、ヨガの方法が写真入りで解説されているのは、ウケるだろうなと思った。
本に書かれたように、つまりマニュアルどおりに行動していれば、それなりの効果が感じられる。
自分の頭で考えることをしないのなら、安直に「修業」できていいのだろう。

その本は不思議に捨てなかった。
サリン事件当時、探したら簡単に出てきた。
あの機関誌は名前を変えて、まだ出ていた。
問い合わせると、八重洲ブックセンターや書泉ではバックナンバーもまだあるという。
あわてて買い揃えた。
あのアホな、でも善良そうな信徒たちがどうしてそんなことになったのか知りたかったのだ。

答えは出ていない。
集めた資料は段ボール一箱分にまで減らして、放ってある。
事件をエスカレートさせた責任の一端がテレビにあることは確かだと思う。
ただ、不謹慎な言い方だが、あれだけテレビがおもしろかった時期もない。
幹部がテレビ出演した後で逮捕されたり、刺殺されたりしているのだ。

95年当時、まだインターネットは普通の家庭ではなかなか繋げないものだった。
今で言うプロバイダも少なく、繋げたとしても従量制料金が重くのしかかったくる。
のんびり市では繋がらず、県庁所在地のどかな市まで電話をかけなければならなかったのではないか。

私はいわゆるパソコン通信を始めてから十年ほど経っていた。
そのころは、NiftyServeでオウムに関する意見交換を眺めていた。
舞台は市民運動に関するフォーラムがメインだったろうか。
「猫が好き♪」というハンドルの論客がいて、私のお気に入りだった。
その前には原理の連中、統一協会とバトルを繰り広げていた人物だ。
原理の方には「伝道師」という人物がいた。
彼らは今も活躍しているのだろうか。

当時、既成宗教団体はオウムを宗教ではないと黙殺し、真剣に論じることはあまりなかった。
「猫が好き♪」氏はその点において既成宗教団体を批判した。
オウムは宗教団体である。
それも、この事件で世間から叩かれる中を生き延びることができれば、宗教団体として成長するのではないかと論じていた。
カルトもまた宗教。

オウムはあちこちからいろいろなものをとってきて作った宗教である。
原始仏教から直接学ぼうとしたのは、アメリカ西海岸からの逆輸入思想である。
それでいてキリストになっちまうんだから、噴飯ものだ。
ところが、そのがらくたみたいな教義と、本当の宗教とされる教義の境界は、実はかなりあいまいなものではないか。

オウムの同調者であるという間違った非難を受けて大学の職を追われた島田裕巳さんは、たとえがらくたのようなものであっても宗教は宗教であると考えていた。
それは正しいと思う。

あまり言及されることがなかったが、高橋和巳『邪宗門』はオウム事件の時にもっと論じられるべきだった。
この小説については、またいつか書こう。

オウム真理教を生んだものについて、少しふれておく。
直接的には「ムウ」のような雑誌。
そしてもっとずっとオウム真理教に影響を与えたのは、テレビのオカルト番組だ。
実にばかばかしい、本当にがらくたのような番組。
あるプロデューサーの名前を思い浮かべることができる。
彼にオウム真理教事件の直接的な責任はないのだが、かつてオウムの元教祖が門を叩いた他の宗教団体ではなく、そんなくだらない低俗超能力・UFO・心霊番組が、オウムの父であり、母である。

ユリ・ゲラーの初来日は1974年。
これでスプーンを曲げてみる子供が日本にたくさん出現した。
(もったいないなあ)
その前年に出版されたのが、おそらく戦後最大のトンデモ本、『ノストラダムスの大予言』である。

ここまで書いてきて、実にばかばしくなった。
論じるほどのものではないのだ。
雑誌記者が、おもしろい企画だと思ってでっちあげた話を真に受けて、本がバカ売れしてしまっただけの話だ。
他のこと書きゃ良かった。
音楽出てこないし。

ええい、見つけたぞ。
『ノストラダムスの大予言』は翌年1974年に映画化されています。
舛田利雄監督。
『日本沈没』に味をシメた東宝が作りました。
主演はあの丹波哲郎さんです。
音楽が富田勲さん。
『月の光』や「きょうの料理」のテーマソングばかりじゃなくて、こんな仕事もしてるんですね。
シンセサイザーがひゅーひゅー鳴ってるという音楽です。
そうです、高円寺で私が耳にしたオウムの天上音楽は、このマネ。
やっぱり『ノストラダムスの大予言』がオウムの親だったという、いいかげんなオチでした。
ごめんなさい。

「1999年7の月、空から恐怖の大王が降ってくる」
で、降ってこなくてどうしたんだっけ、五島さん。
ノストラダムスの大予言

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Last updated  2004.11.04 02:47:30
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