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2003.12.28
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カテゴリ:書籍と雑誌
【追記】No.3
畑仕事を簡単に終えて、夕陽の撮影に出る。
いつもは千本公園というところに車を停めるのだが、今日は外港近くの港口公園。
結局堤防の上をいつもの方向へ歩いていって写真を撮った。
人が少なくて寂しい。

更新しました。
夕陽が好き![I Love Sunset!]
外港より


【追記】No.2
ふうっ、もちつき終了。
二升しかつかないので、あっという間に終わった。
詳細は翌日分日記にまわるのかな。

【追記】No.1
izumatsu氏よりビデオが届く。
大感激であります。
休みなので、安心してビデオを見ることができた。

驚いたのは、映像のグレードが低いこと。
悪い意味で言っているのではない。
どこぞの国営放送のように潤沢な資金を使って撮るのではなく、たとえば家庭用ビデオカメラに近いような機材で機動性を生かした、低予算制作の心意気のようなものを感じる。

先に本を読んでしまっているので、たとえば山平和彦さんの複雑な表情の意味がわかってしまっているのがやや残念ではある。
今夜にでもmpegに落としてみようと思っている。



年内の仕事もほとんどケリがついた。
明日の日曜日はお休みで、お餅をついたり、畑仕事をしたり。
まだ29日(月)と30日(火)にも仕事をするのだが、もう山場は越えたので、後片付けに近いです。

脱力。
今年どんな本を読んだかなということで、本館より蔵出しいたします。
追記はどうなるかわかりません。



【2003年2月11日付日録】
[「サヨナラ」ダケガ人生ダ]

今日はまだ2/9(日)です。
昨夜かなり雨が降っていたのですが、明けて快晴。
気温も上がり、「春が来た!」という感じの好日でした。

「ばあさんボケたぞ」という不安な連絡が入ったので、隣町へ見舞いに。
とにかく周りにold womenが多いので、暑さ寒さが厳しい時にはヒヤヒヤします。
行ってみれば心配したほどではなかったので、ちょい一安心。
持っていった見舞い品の数倍お土産を貰って帰ってきました。
なんとなく朝貢外交。

大島渚監督に『儀式』という映画がありましたな。
そんなに好きな映画でもないのですが、妙に思い出すんです。
冠婚葬祭の時にだけ会う親戚の人達。
私は宴席が苦手なので、長じてからもわりとお子ちゃま担当であります。

で、時の流れは頭ではわかっているつもりなのですが、ちびっ子のころに遊んでやったやつが、いきなりサラリーマンくさいおやじになって出てきたりするわけです。
儀式のウラシマ効果?
ちゃうちゃう、こっちもしっかり歳とってるんですなあ。

え~、今日も私の好きなやつ。

  コノサカヅキヲ受ケテクレ
  ドウゾナミナミツガシテオクレ
  ハナニアラシノタトヘモアルゾ
  「サヨナラ」ダケガ人生ダ

『「グッド・バイ」作者の言葉 』によればこうなる。

 >唐詩選の五言絶句の中に、人生足別離の一句があり、私の或る先輩はこれを「サヨナラ」ダケガ人生ダ、と訳した。

「グッド・バイ」作者は森田童子じゃないよ、太宰治だよぉ。
「或る先輩」というのは『富嶽百景』なんかにも登場する、井伏鱒二さんです。

井伏鱒二さんはおもしろい小説をたくさん残していますが、『厄除け詩集』という詩集もありまして、これがいいんですわ。
その中で一番有名なのがこれですね。
薄いのに高い本だなあと思っていたのですが、文庫に入りました。
講談社文芸文庫、940-、やっぱちょっと高いですね。

高校の漢文の授業で習ったような有名な漢詩を、わかりやすい日本語に訳したものを漢詩戯訳と呼ぶんだそうです。
他の人のも読んでみたいと思っていたら、本屋さんで新刊の棚に並んでいました。
それが松下緑『漢詩七五訳に遊ぶ 「サヨナラ」ダケガ人生カ』(集英社 1500円+悪税)です。

帯に俵万智さんの名前が出ていたりするので、やっぱり女性の歌人なのかなあと思ったら、全然違いました。
1928年生まれで、日通総合研究所に勤めていた方だそうです。
97年に亡くなったそうですが、『湖畔吟遊』という個人誌に連載した漢詩戯訳からより抜いて一冊にまとめた本だということです。

漢文の授業というと、もうただただ眠いというような思い出しかないんです。
ああ、漢詩というのは、やたらにお酒の話が多くて、高校の授業でこれはいいのかと思ったものでした。
漢文をノートに横書きで書いていたのを見つかって怒られましたっけ。

でも、漢文の教師というキャラクターはわりと好きです。
イギリスあたりを舞台にした映画だと、ラテン語の教師ということになりますね。
シャバっ気がまるでないところがいいんでしょうな。
数学教師もそうなりそうな気がするんですが、こちらは大学入試を意識しまくりで、かえってシャバっ気が強かったりします。

今は違うと思いますが、昔の英語教師は漢文の教師みたいな人が多かったです。
ジェントルマンで、モームとかオーウェルとかを嬉しそうに語るんですわ。
今は英語屋になりさがって、おそらく高校の英語教師の知的水準は昔よりかなり落ちてると思いますよ。
すくなくとも、のどかな県のんびり市ではそうなってます。

あ、高橋和巳とか中島敦とか、中国文学・漢文文化から出た作家は好きだなあ。
で、まあこの漢詩戯訳ですが、かなりの教養がないとできないワザです。

漢詩の教養よりも、日本語の表現力がないとダメですね。
陶淵明「帰去来の辞」を、松下さんは「サア帰ルンダ フルサトヘ」と訳しています。
これだけだとわかりにくいと思いますが、なかなかすごいです。
みずみずしくて、なおかつ俗に流れすぎてもいません。
六十歳代でこういう戯訳をやっていたんだそうです。
う~ん。

これは知っている漢詩の方がずっとおもしろいです。
あれをどう訳してるんだろう。
で、ハマってると嬉しいです。
冒頭の井伏鱒二訳は于武陵「勧酒」です。
なんといっても井伏訳があまりにも名訳なので、さすがに松下訳も今ひとつに見えてしまいます。

と思って読んでいたら、井伏鱒二訳にネタ本があるという記述がありました。
あ、そうだったんだ。
いやあ、初めて知りました、面目ない。
井伏訳漢詩は『厄除け詩集』に17首載っているのですが、そのうちの始めの10首は、18世紀の俳人中島潜魚庵『唐詩選和訓』からの引き写しなんだそうです。

いやあ、ガックリ来るなあ。
まあ、<「サヨナラ」ダケガ人生ダ>は井伏さんのオリジナル訳らしいんで、不幸中の幸い。

一応于武陵「勧酒」の書き下し訳も書いておきます。
横書きなんで、漢文の先生に怒られそうですが。

「サヨナラ」ダケガ人生カ

  酒を勧む 于武陵

  君に勧む金屈巵
  満酌辞するを須いず
  花発けば風雨多く
  人生別離足る

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Last updated  2004.11.04 03:21:28
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