2004/11/04(木)03:35
単独発言 私はブッシュの敵である
【追記】No.2
ちょこっと畑仕事をしたり、夕陽を撮影に出たり。
ただいま仕事中なので(おいおい)、夕陽画像のアップは深夜になります。
今のところ充実した一日っぽいぞ。
【追記】No.1
お寒うございます。
ヒナめもお出かけしたいのですが、外が寒いのでぐずぐずしています。
コイズミさん、あんた、ブッシュの何なのさ?
私は元気なのですが、諸事情により日記が更新できず。
本館過去日録を「辺見庸」で検索してヒットしたものをアップしておきます。
---------------------------------------------------
辺見庸『単独発言』より
「汝が望みを、おのが生命に応じてはかれよ」。
なぜなら、欲望はわれわれを焼き焦がし、実現できるという過信がわれわれを滅ぼすから。
欲にまかせ何事かを得れば得るだけ、人間は命を縮めるものだから。
---------------------------------------------------
【2003年5月13日付日録より】
[ 単独発言 私はブッシュの敵である ]
5/11(日)です。
夕食後、先週と同様に爆睡。
夜10時過ぎにムクっと起き上がり、10日発売の雑誌『噂の真相』6月号を買いに近所のTSUTAYAに出かける。
ついでに、平積みになっていた辺見庸さんの『単独発言 私はブッシュの敵である』(角川文庫)を購入。
会員カードが期限切れだったが、更新せず。
『噂の真相』は蓮池兄さんの個人情報が気になる。
表紙に「◎北朝鮮外交を操る■蓮池透の正体 ◎◎◎北朝鮮との戦争を扇動するような言動の数々……。家族会を牛耳る人物の思想的ルーツとは?」と書かれている。
ニュースステーションで久米宏さんが蓮池透さんの職業について触れた時、「大きなお世話だ」と怒ってみせた蓮池さんだが、既に公人として活動している人がそれは変だと思った。
それとまったく同じ論理で、『噂の真相』は蓮池透さんの個人情報を掲載している。
『噂の真相』は来年3月で廃刊だそうだが、個人情報保護法という悪法の下で、頑張ってくれる雑誌が減るのはつらい。
原発関連企業とは聞いていたが、蓮池透さんは東京電力の社員であった。
ただし、2002年からは核廃棄物関連企業「日本原燃」に出向、燃料製造部副部長の職にあるそうだ。
核廃棄物からプルトニウムを抽出する「プルサーマル計画」を担当している。
つまり、日本国の核兵器所有プログラムを担っているのである。
「家族会」の主張とプルトニウム抽出があまりにもシンクロしているのが恐ろしい。
上の情報は雑誌『噂の真相』の記事からの引用であるが、もし私が個人的に調査した結果でこれを書いていたとしたら、個人情報保護法の下では完全にアウトになるものと思われる。
どんどん思想統制が進んでいるのだよ。
『単独発言 私はブッシュの敵である』は単行本に一章加筆し、姜尚中さんが解説を付けたもの。
単行本の際の副題は「99年の反動からアフガン報復戦争まで」。
正直な話、副題に惹かれて買ったのである。
編集者の意図に乗せられたね。
2001年3月にタリバンがバーミアンの石仏を破壊した時、報道に接した大方の日本人の反応は「なんたる蛮行」だったと思う。
その時、アフガンの飢餓や難民に思いを馳せることができた日本人は何人いたのだろう。
辺見さんはイランの映画監督・作家モフセン・マフバルフの言葉を引用している。
> ついに私は、(バーミアンの)石像は、誰が破壊したのでも
>ないという結論に 達した。仏像は、恥辱のために崩れ落ちた
>のだ。アフガニスタンの虐げられた人びとに対し世界がここ
>まで無関心であることを恥じ、自らの偉大さなど何の足しに
>もならないと知って砕けたのだ。
貧しい各民族が住まうアフガンだからこそ、虚偽でしかないブッシュの「善」と「正義」は、カンダハル周辺にデイジーカッターを使用することができた。
強化型クラスター爆弾、「劣化」ウラン弾が使用されたイラクも同様であったし、おそらく将来は北朝鮮に対してもそのような蛮行が可能なのだろう。
日本の主要メディアは、ニューヨークに対する過剰な関心と、アフガンに対する無関心によって、ブッシュの味方をしている。