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カテゴリ:音楽
【追記】No.1
今夜はNHKの教育テレビで山之口獏さんの番組があります。 珍しいね。 ちゃんと録画予約をセットしたはず。 高田渡さんも出ますので、お勧めよ! 午後10時から1時間半です。 静かな土曜日、単純なデスクワークを淡々と続ける。 家を出るときはよく晴れていたのだが、だいぶ雲が出てきたようだ。 花曇りというには少し早いが、春らしい午後。 作業をしながら聴こうと思っていたMDを忘れてきた。 それでおなじみのMDを聴きながら淡々、淡々……。 これを何時間か続ければ、この作業は終わるのだ。 眠い。 後で目覚ましに浜で夕陽でも見てこようかな。 でも、雲が多すぎるか。 『TKO NIGHT LIGHT/PANTA&HAL』に入っている「マーラーズ・パーラー ’80」が私は無性に好きなのだが、この曲は元々パンタさんのソロアルバム『Pantax’s World』(1976年)に入っていたものだ。 跳ねるような力強いロック・バージョンのPANTA&HALと違って、元のアレンジは非常にゆっくりとしたもの。 ズンチャチャズンチャチャとジャズワルツのフォーク・ロック調で、アコースティックの弾き語りに近い。 歌い方も、どっこいしょ、どっこいしょ、はっ! ピアノやコーラスがちょっとファンキー。 さまざまなモノがコラージュされた歌詞がとてもいい。 ♪ マーラーズ・パーラー だからロック! ♪ マーラーズ・パーラー だからジュース! ♪ パイン・カフェイン・B ワインの香り ♪ アインンシュタインに パインの調べ ♪ マルコムX コインのおくり物! リフレインには頭脳警察を思わせる語句がちりばめられているのだが、都会の片隅にフォーカスした歌詞に、パンタさんは叙情の人なのだなと思う。 ♪ 夜に毒された路地裏に ♪ 腐りかけた愛を見た時 ♪ 雨に満たされた軒先で ♪ 星がはじけとんだと信じた ♪ 階段の下でふるえてた ♪ ネズミが明日を見つめるように ♪ 時の流れに身をまかせ ♪ 今日もぶらぶら電気の街を ところでパンタさんが「アイクク」と歌っている箇所があるのですが、これは「AICK」なんだそうで、「KCIA」のことらしいです。 ♪ 東京タワーに裏切られ ♪ 桜田門にけとばされ ♪ 雷門にからまれて ♪ そそくさ逃げ出したAICK 70年代、それは金大中氏が日本で拉致され、違法に韓国へ連れ去られた時代でもあったのです。 80年バージョンでは、ことさらに歌詞の一部、「AICK」の部分の音を消してあります。 これはレコ倫や警察にさんざん嫌な目にあわされたパンタさんの冗談のようでもあります。 PANTAX’S WORLD(1976年) 1. 屋根の上の猫 2. Excuse You 3. 三文役者 4. 青い鳥のブルース 5. 明日天気になれ 6. ロックもどき 7. マーラーズ・パーラー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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