2004/09/24(金)17:02
ウナ電
【追記】No.3
椅子が欲しいと思ったのだ。
書斎で机に向かう時の椅子と、ひょいと踏み台にも使えるスツール。
事務所の近くには家具屋さんがなくなってしまったなあ。
そうだ、楽天市場があるじゃないか。
検索をしてみると、実にいい感じの椅子がある。
北欧調で膝を置くところだけでなく、ヘッドレストも付いている。
ストッケデュオ STOKKE DUO価格 178,500円(悪税込)
わはは、宝くじでも当たったらね。
ちょっとホームセンターでも覗いてくるか。
【追記】No.2
ところで諸般の事情により夏場手放すことのできない「ウナ コーワ」なのですが、この「ウナ」はウナ電の「ウナ」のようです。
即効だぜ、ということですね。
実際書斎に常備してあるのは「新ウナコーワクール」です。
コーワは「興和新薬株式会社」だからですね。
寝室では枕元に「液体ムヒS」が置いてあります。
ムヒの方は「唯一無比」「天下無比」が語源だと、池田模範堂のサイトに書いてありました。
比べるものがないほどすぐれた効き目の商品なんだそうです。
「ムヒの歴史」
【追記】No.1
帰りがけにお茶を買ったので、またキャンディーズが増えました。
「ハートのエースが出てこない」(1975年)
この曲のころは深夜放送をよく聴いていたのですが、ゲストで出てきたキャンディーズがキャーキャー言いながらカードを引いていたのを覚えています。
高校生のころに女の子とほとんど口をきいたことがなかったので、普通に騒いでいる様子が新鮮でした。
若者に「ウナ電」と言ったら通じなかったのである。
「へ?」
「あ?」
もちろん「ウナ」は「至急電報」の略号で、「ウナ返頼む」とか言えば「すぐに返事を寄越せ」という意味だというのはニッポンの常識……ではなくなっていたのだ。
意外なことに、広辞苑でも「ウナ電」が見出し語として生き残っている。
> うな‐でん【ウナ電】
> 英語で至急の意を表すurgentの初めの2文字のモールス符号が、
> 仮名の「ウ」「ナ」に相当することからいう。1976年廃止。
そうか、1976年に廃止されていたのか。
ほぼ死語になってしまったんだな。
NTTの「TT」、つまり「電電」が何を意味するのか、今の若者にはピンと来ないのだろう。
もちろんNTTは「Nippon Telegram and Telephone Corp.」で、日本電信電話株式会社だ。
AT&Tが元は「American Telephone and Telegraph Co.」で、微妙に違うのもおかしい。
今では慶弔電報ぐらいしか、思い浮かばないんだろうな。
私が青雲の志を抱いて(ウソです)上京したころ、自分の部屋に電話を引くのには一ヶ月の生活費以上の費用がかかった。
今ではまったく価値がなくなった、あの「電話債券」のせいである。
そこでアパートの全員が使える呼び出し電話を備えているところや、ピンク電話が設置してある下宿なんかもあった。
私のいたところにそんなものはなかったので、電話とは縁のない生活を送っていた。
これは少し不便である。
のんびり市の実家から私に連絡を取りたい時はどうしたか。
電報を打ったのである。
「ウナテルヨコセ」
こんなのを受け取ると、私は公衆電話から実家に電話をしたのだ。
百円硬貨を入れると釣り銭も出ない、ひどいシステムだったなあ。
そういえば、屋久島にいた山尾三省さんのところには電話がなかったので、村の公衆電話へ掛けて出てもらっていたなあ。
中学生がいつもポケットに携帯電話を入れていて、なおかつそれでテレビが見られるなんて、そりゃ時代が違うわ。