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2005.04.11
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カテゴリ:書籍と雑誌

東京新聞の「こちら特報部」は、清沢洌『暗黒日記』の紹介。
1942年12月から1945年5月までの戦中日記である。
後に現代史の本を書くために社会を克明に記録しようとしたという経緯があるのだが、著者は日本の敗戦の3ヵ月前に55歳で病没した。

おお、忘れていた。
これも読んでおかないとな。

記事では評論社と筑摩書房から出ていることになっているが、amazonで調べたら岩波文庫版もあった。
ネット上だけで検討して、ちくま学芸文庫を注文することにした。

東京新聞の記事では、戦時中「特攻」に加わって攻撃直前に敗戦を迎えたお二方がこの本を語っている。
自身の生活体験に説得力がある。

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信太氏は子供時代の銭湯を思い出す。「帰還兵の人がいて『チャンコロ(中国人の蔑称)の首を切るとどんな音がするか、分かるか』と言い、手ぬぐいをパンとはたいた。その音を聞き、このおじさんは英雄だと疑いもなく思った」
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戦争は、まさに倫理意識の崩壊そのものである。
清沢洌『暗黒日記』には、無断で垣根の枝を折るといったような身近な生活体験からも描いている。
戦争が先か、民心の荒れが先か、ニワトリとタマゴみたいなものだ。

戦前の誤りを指摘すると「自虐史観」だなどと攻撃するアホが増えたのは、こんな体験から何も学んでいないからだ。
それでは、「日本人も必ず同じことを繰り返さん」ことであろう。
かつて侵略を受けた周辺諸国が脅えるのは当然だ。

『暗黒日記』


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Last updated  2005.04.11 16:15:42
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