幻泉館日録@楽天

2006/01/05(木)05:44

糸杉のある風景 CHRONICLES #304

ボブ・ディラン(711)

二人はまたハーレーに少し乗って、今度は古い給水塔の近くに停車して、散歩します。 樹齢約700年の糸杉(cypress)がある道です。 この古木のために、道が小さく(dwarfed)見えます。 みずみずしいサトウキビ畑に囲まれた泥道、苔(こけ)が積み重なってできた壁が作る迷路。 ああ、町を離れたのだと、ディランは感じます。 ふと、南仏に逃れたゴッホを思い出しました。  →糸杉のある風景 ----------------------------------------------- On the bike again we cruised along Pecan Street, then over by St. Joseph's Church, which is modeled after one in Paris or Rome. Inside there's supposed to be the actual severed arm of an early Christian martyr. 再びバイクに乗ってペカン通りを流して、それから聖ジョージ教会のそばを通った。この教会はパリかローマの教会を模したものだ。その中には、昔のキリスト教殉教者の実際に切断された腕があるということになっている。 ----------------------------------------------- 通りにはやはり樹木の名が付いていますね。 ペカンはヒッコリーの一種だそうです。  →ペカン 「聖ジョージ教会」は「聖ヨセフ教会」の方がいいのでしょうか。 殉教者の腕云々については調べてみたのですが、よくわかりません。 この通りにはニコルズ州立大学もあり、「貧者のハーバード(the poor man's Harvard)」と呼ばれているそうです。 あれ、ディランさん、綴りを間違えています。 本では"Nichols"になっていますが、検索してみると"Nicholls"のようです。  →Nicholls State University

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