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原始人ランナーの部屋

原始人ランナーの部屋

2006エクステラ丸沼大会

 4時起床でおにぎり,菓子パン,ザバスゼリーと缶コーヒーを飲む。5時すぎには支度しスタート地点に移動。時間が経つにつれ
1,ごっつく
2,いかつい
3,装備もかっこいい
の3拍子揃ったトレイルランナーが集まりだす。ちょっと緊張してきた。緊張を紛らわすかのように,軽いW.Uを。すると右足の付け根に違和感。着地するたびに痛い。ここまできて棄権は嫌だな。参加を決め込む。


スタート前の会場。小雨もぱらつき肌寒いコンディション

 6時くらいになり受付を済ます。なんとゼッケンは77!77年生まれの原始人ランナーのラッキーナンバーだ。いいことあればいいなあ。


 6時半から競技説明が始まる。緊張感さらに高まる。いいなあこの感覚。100mのスタート前のようだ。ヴァーム&アミノバイタルプロを取りスタートへ。
 今日の行動食と水分は
パワージェル×3,アミノバイタルプロゼリー,ソイジョイ,パワーバー
アミノバイタルプロ×3,メダリストスティック×2
アミノバリュー500mlとガス抜きコーラ300ml
である。あつくないのでハイドレーションはやめにした。
 いよいよスタート。登り坂をかけだす。結構速いペース。順位は10位くらいにつけてみる。2キロくらいロードの登り。いきなり心拍数があがる。そしてトレイルへ。ここも役150mくらいの登り。心拍数が辛い。体も動かなくなってきて
「あれー,今日はおかしいな」
と異変を感じる。どうやらペースが自分には速かったらしい。登ったあとに少しの下り。ここでペースを落とす。ここで黒いTシャツをきた#83のなべさんと出会う。
 下りをすぎるといよいよスキー場の急登。ほとんど崖登り。這い蹲りながら登るが,鹿のフンだらけだ~。やっと登りきると気持ちよいトレイルが続く。登りでなべさんを抜かしながらも,ここでなべさんに抜かれる。なべさんがいい目標になり励みになる。
 白根山への登り。体があったかくなりガス抜きコーラとパワージェルとアミノバイタルプロをとってペースを落としたせいか,体が動き出す。得意の登り。どんどん前を抜いていく。またなべさんとあった。少し話してみると
「7月からトレイルランニングをやりだして,このレースが初めてなんですよ!10月にはハセツネに出ようと思って」
 凄い!7月からって1ヶ月でこのレースに参加とは。しかも下りが上手。なべさんには負けられない!ときつくても頑張ろうという気持ちが沸いてくる。なべさんを登りでかわしていき(下りで追いつかれるので),山頂付近で後に20代トップになった選手にも追いつく。1400m地点スタートで2500mまで登ってきた。体は動くようになってスイスイ進む。ところがピークをすぎて下りになると20代トップになった選手を含め3人のランナーがガンガン降りていく。まるで天狗。上手い!よっしゃ,自分も負けてられんとつっこむとそのまま転倒。左足は血まみれ。足も捻った。やばい。ペースを落として五色沼まで降りてまた登る。天狗ランナー3人組の背中がまた近くなる。登りきると背後には美しい五色沼が。後ろにはだれもいない。(なべさんとも差がついたかな)。その後最後の金精山への登り前の下り。すると背後から足音。なべさんだ!また火がつく。お互いトレイル歴も同じくらいで,走り方は対照的(登り得意な自分と下り得意のなべさん〕。レース内ではいろんな方々とお話しすることもあるが,何だか親近感が沸いてきた。目標のハセツネもいっしょだし。
 気合いをいれて登りでまた距離をはなして,はしご等ある危険な下り,岩場の下りもガンガン進むことにした。今日1番の走りができた。菅沼の給水所でもオレンジとアミノバリューをとりすぐに進む。ゴールも近そうだ。最後の下りに入る前にななめになりながら斜面を横に進む区間があって同じ体勢なので左足に痙攣が。たたいて進む。最後のくだりもつっこむ前のめりに1度転ぶ。このこけ方がしたかった!(しりもちをつかずに)。ラストのロードは1キロ4分少しで走りきり笑顔でゴール!!!
 結果はまだ出ていないので,はっきりは分からないが男女総合で15位くらい(120人中)。20代ではたぶん2位?(20人中)タイムは25キロで3時間50分くらい。
 いやーきつかった。正直北丹沢と同じかそれ以上にタフな感じ。距離は短いけど休まる暇がないトレイルであった。ゴール後はなべさんを待つ。なべさんも4時間以内に帰ってきた。よかった!ゴール後かけより,ここで初めて自己紹介。
 その後会場の温泉に入り,なべさんとも再会。湯船につかると何と!隣に横山峰弘さんが!凄い!本物だ~。話しかけてみると,そりゃもうやさしくハセツネのことや今日のレースのこと(かなりタフなコースだった)お話ししてくださった。なべさんとともにハセツネのやる気が倍増した。風呂後はニューバランスのブースへ。ここでも駐車場がとなりで偶然お話しした,ランナー(実はニューバランス社の方で今回も年代1位,フルも2時間30分台で走る凄い方)のかたに自分の足のことアドバイスしていただき感謝!トレイル用のシューズも購入。
 閉会式まではなべさんとなべさんをトレイルの道へ誘ったというなべさんの友人のKさんと御一緒させてもらった。本当にありがとう!この場で感謝します。ハセツネではぜひ一緒に完走できたらと思います。あきるので泣きましょう!
 このレースはいい練習になった。前半のハイペースも禁物。そればかり素晴らしい出会いができたこともよかった。素敵な1日であった。


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