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原始人ランナーの部屋

原始人ランナーの部屋

2010北丹沢山岳耐久レース

自分がトレイルを始めた翌年だったろうか。
とある雑誌で,
『北丹沢』『富士登山』『ハセツネ』
この3レースを同シーズンに完走することを,
『トリプルマスター』
と呼んでいました。
(ちなみに”制すること”はトリプルクラウン)
→これは神様鏑木さんだけしか達成していないようです♪

最近ではトレイルレースも自分が始めた頃よりも多くなったし,上記の3つよりも厳しいと言われるレースもあるようですので,数年前の雑誌の文句には合わないと思いますが,自分としまして同シーズンに完走をしたことのない上記の3レースにまずは参加して完走したいという想いから再度挑戦することにしました。

その第1弾が北丹沢。
今では,
『北タンの兄貴分』
と呼ばれる,道志村トレイルレースがあるようにそのとんがり具合は鳴りを潜めていますが,やはり梅雨の真っ只中の7月のこのレースは厳しいだろうと。
前号の日記から相性が悪いのもあり,次レースにピーキングを合わせてきていることからキレもないことから慎重なレース運びとなりました。
レースに至るまでには駐車場が大混雑で冷や汗ものでした。
実際,スタートに間に合わない選手やウエーブスタートのピンクゼッケンの方々の大渋滞の話しなど聞くと,容量オーバーだったような気がします。
自分も今新しいレースの立ち上げに協力しているので,運営サイドの苦労は分かります。
やっぱり運営サイドも参加者も気持よく終えられる大会になるには,選手の声は大切ですよね。
レースは昨年リタイアした第2CPまでは何とか抑えてという走りの予定でした。
天気予報から雨の中のレースになるかなって思っていたら,やはり地獄の北タンの様相でして蒸し暑さから大汗レースでした。
抑えてのレースでも気持ちは折れそうになったり,昨年と同じようにリタイアが頭を過ぎるようになったり…。
それでも,そこに達しなかったのはDMJ部の仲間との激励メールや,レース前のなべさんからの熱い言葉あってのことかもしれません。
今回ほどそれを追い風に感じたことはありませんでした。
気持ちも体もクールにないとと,沢があればドボンして冷やしたり,水をたくさん浴びたりとして何とか第2CPに到着。
ここで長いトイレタイム&水浴びタイム♪
昨年リタイアした自分の落とし物を拾って,クライマックスでもある姫次への登りに向いました。
時計と高度計を確認しながら,しっかりと登りました。偽ピークも戦隊者のシーンに使われそうなあそこなど,初めての参加したあの頃を思い出しました。
途中麦酒クラブさんのエイドや突貫さんのコーラに感動をして充電させていただきました。
その後はいよいよゴールまでの下り。
ハッキリと覚えていない下りでした。何分で下った?と聞かれても32分だったか?35分だったか?正直定かではありません。(ホントに)
とにかく,たくさんの選手を交わさせて頂きました。
しかも気づかぬうちに腕を怪我してもいました。
こんな取り憑かれたような下りの走りも,2008年のハセツネの金比羅尾根の下り以来でした。
タイムは5時間32分11秒,順位も33位と目標よりも遅れたし喜べないものなんですが(リザルト的には),ゴールしても満足感の方が大きいのは,
『完走できた喜び』

『気持よく下りを走ることができた喜び』
の2つのおかげであります。
心地よいを超えた筋断裂に近い筋肉痛も久しぶりなのですが,
『日本一下らないレース』
への課題も浮き彫りになったので,ますが疲労回復に努めて頑張りたいと思います!


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