ブログ「鉄道幻灯館」

2008/06/15(日)07:01

廃車されたEF66 1号機

電気機関車(JR・貨物)(416)

休みの日に妻と買い物に出かけたときには、ときどき吹田機関区をのぞくようにしています。いわばまあ、お散歩のついで、みたいなものです。いつものように、望遠レンズをつけたカメラで、ゲートの外から留置線の機関車を見せてもらいました。 以前から吹田機関区ではEF66のファーストナンバーが留置されていました。廃車されているという噂は聞いていたのですが、外見上は特に変化もなく、当分はこのままなのだろうと思っていました。しかし、この日訪れたときには正面のナンバープレートが外されていました。 ボディサイドのナンバープレートはそのままだったのですが、顔の部分のナンバープレートがなくなっているのは、正直、ショックでした。この場所に留まっているのもあとわずか、と最後通牒をつき付けられたみたいで、何とも寂しい思いがしました。 思えば、D51やC11などが現役で働いていたころ、吹田機関区を訪問したことがあります。ターンテーブルに乗ったC11や扇形庫にずらりと並んだD51を嬉々として撮影したのですが、留置線の傍らにはEF66の1号機が停まっていました。当時は最新鋭の電気機関車で、それが私とファーストナンバー機との最初の出会いでした。あれから35年近い年月が流れ、お互い年を取ったのですが、1号機の方が一足先に引退してしまいました。ナンバーを外された1号機と、同じく一桁代の僚友3号機が本日の「思い出の1枚」です。

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