ブログ「鉄道幻灯館」

2022/01/19(水)07:31

走り出した阿佐海岸鉄道のデュアル・モード・ビークル(DMV)

気動車(私鉄)(176)

「世界初」とうたうデュアル・モード・ビークル(DMV)が昨2021年末、クリスマスの日から阿佐海岸鉄道で走り出しました。歴史をひも解くと、必ずしも「世界初」とは言えないかもしれないのですが、少なくとも「日本初」であることは間違いないでしょう。 バスが道路と線路の両方を走ることから「デュアル・モード」。一度実物を拝見しなくては、と思っていたところ、正月に義母のご機嫌伺いをするため、妻の実家がある高知県へ向かう途中、実車とすれ違いました。次の日、どこかへ撮影に行こうと思っていたのですが、これでDMVを撮影することが速攻で決定しました。 このDMV、おもしろい乗り物ですね。レールの上を走るときは、ゴムタイヤの前後に鉄の車輪が下りてきます。ボンネットの中から出てきた前の車輪は、車体を押し上げるため、線路上を走る時、DMVは少し前の方が浮き上がった体勢になります。車体を走らせる駆動輪となっているのは後輪のゴムタイヤで、これは鉄路上も道路上も変わりません。また、後部のゴムタイヤの後ろにも鉄車輪が下りますが、これは線路の上から車体が外れないガイドの役割を果たしています。 走り出して10日ほどの正月時点では、ボンネットの前に「祝 DMV運行開始」のヘッドマーク(マグネットボード?)が掲出されていました。車内には、明らかにおテツと思われる人の姿もチラホラと。仮に「世界初」でなかったとしても、この小さな鉄道が挑戦した本格営業運転という偉業の前には些細なことのように思われるのでありますよ。 撮影地:阿佐海岸鉄道海部~阿波海南 今日1月19日は、空気清浄機の日、のど自慢の日、カラオケの日、家庭消火器点検の日、トークの日だそうです。 ​ 【前面展望】乗継企画 JR四国(キハ185系むろと1号)・阿佐海岸鉄道 徳島→牟岐→海部→甲浦 [ (鉄道) ]​

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る