2007/12/04(火)22:10
陰謀論
陰謀論の特徴は、1次資料に当たることがないことだろう。実証主義的な態度というものと無縁で、事実に基づく主張というにはこころもとない。
極論すれば、根拠の薄弱な主張というか、宗教みたいなものともいえる。
サングラスをかけているから、全ての事象がダークにみえる。サングラスをかけているという意識がないものだから始末におえないともいえる。
しかし、だからと言って、サングラスをかけると世の中がどういう風に見えるかを知らないのも問題だ。こういう意識で、陰謀論を追いかけている。
それにしても陰謀論者の持つ闇情報に関する知識はすさまじいものがある。圧倒されそうになる。思わずひるんでしまう。おまけに話が海外におよぶにもかかわらず、現地に足を運んで得たと思われる情報もあるので、現場の持つ迫力もあったりする。
だから素人には容易に価値判断できない。
それはまるでイデオロギーである。なにもかもが陰謀によるものだと思ってしまう。
イデオロギーの特徴は、自分の主張が唯一絶対だと信じているので、他の主張を受け入れられないことだ。これがイデオロギーに洗脳されているかどうかのリトマス試験紙だ。