闘魂 サバイバル生活者のブログ

2009/02/22(日)20:15

ネットの存在意義

闘魂(144)

記事は小さく報じられる。そのあとメディアは忘れ去る。しかしいまはネットがあるので、執拗に議論がブロガーたちによって蒸し返され、詳しく報じられる。いくつもの報道機関(日本だけでない)の記事がブロガーたちによって解析されて一定の見立てが形成されていく。文脈の中に置かれて個々の記事は光彩を放ちだす。個々の記事だけを見ていても絶対わからなかったことだ。ネットが登場する以前は、インテリや特権階級にしか許されていなかった見立てがいまでは万人に開放されている。これがネットの存在意義であり、今後報道機関との役割分担ははっきりと意識されるようになっていくだろう。小泉・竹中売国奴構造改革を追及したTBS時事放談(天木直人ブログ)映像をリンクしておく。TBS時事放談1/2(5分)、2/E(10分)あと副島隆彦の重掲より。重掲は困ったことにどんどんスクロールしていくので、ピンポイントでリンクできない。この掲示板はときどき副島氏が顔を出して鋭いコメントを残す。ネットの存在意義は副島氏のこの記事を見るとよくわかる。この手の記事は、既存の報道機関には、絶対掲載されない。「賄賂と鉛」というテーマは、ブログが得意とするテーマで、副島氏はその第一人者と言っていいだろう。…副島隆彦です。緊急で、現下の政治情勢への私の分析を、手短に書いて、載せておく。 1.中川昭一(なかがわしょういち)財務・金融大臣が、やられた。彼は、14日のローマでのG7で、酒の中にクスリを盛られたのだ(※)。ロバート・ゼーリック世銀総裁(デイヴィッド・ロックフェラー直系の子飼い、忠実な孫クラス、公表しているユダヤ人)との会談の席だったか、そのあとの、怪しい女記者たちとの30分の食事の時に、薬を入れられたようである…※(注記)株式日記と経済展望より。中日新聞の記事にもあるように、複数の現場にいた証言者によれば玉木局長が酒を注いでいたそうだ。国会の証言では飲酒したかどうか見ていないと言うことですが、グラスにワインを注いでいながら見ていないとは惚けるのもいいかげんにして欲しいものだ。これで中川財務大臣の首が飛んだのだから責任は重大だ… …G7の後で慰労会を開こうと提案したのは美人記者という話もありますが、男性記者は招かれなかったらしい。同席した記者は読売新聞の越前谷知子記者と日本テレビの原聡子記者とブルームバーグの下土井京子記者らしい。彼女たちはただ招かれただけなのかもしれないし、玉木局長とグルで慰労会を開いたのかもしれない。真相はまだ分かりませんが、酒の中にハルシオンでも入れておけば呂律も回らなくなるだろう……副島隆彦です。中川昭一は、私はすこしだけ話したことがあるが、父親(中川一郎、自殺、しかし本当は殺された)に継いで、立派な政治家だ。中曽根系の後継ホープだが、立派な男だ。 酒を毎晩、浴びるように飲んで、失禁することも多い、と言われ続けた男だ。やっぱり、アメリカは、弱点を突いてくる。 2.麻生太郎首相たたきは、昨11月から始まった。ホテルのバーで遅くまでお酒を飲んでいる首相と叩き始めた。それから、漢字が読めない(受験勉強をしていない、学習院卒だから、弱点と言えば、そう) と嘲笑した。 それは、麻生と、中川が、昨10月13日前後から、 アメリカに、「もうこれ以上は、日本は、アメリカに金(かね)を出さない。国民の大切な資金を、出さない。米国債は買い増したくない」と、公然と、言い出したからだ。 麻生と、中川は、愛国者である。  3.世の中で、大事なことは、カネを出すか、出さないか、だ。いい人、悪い人も、正義・悪も、判定は、どうにでもなる。が、日本国民の為に、資金を奪われないように、抵抗するのが、日本にとっての正義であり、善で、あり、愛国者で、いい人だ。いい指導者だ。アメリカの手先ではないということだ。 4.アメリカは、麻生政権潰しに、公然と動き出した。 カネを貢がないからだ。 小泉は、麻生が、「郵政民営化には、自分は必ずしも賛成ではなかった」と、失言(思い余っての本音)した翌日、「笑っちゃうしかない」と言って、政権打倒の火柱をあげた。 そのあと、モスクワに立った。 アメリカが、小泉を、特使(使い走り、メッセンジャー・ボーイ、仲介人間)に立てて、送ったのだ。 5. ロシアは、石油(原油)の値段が、一バーレル32ドルまで下げられて、食をなくした労働者たちが、モスクワでもデモをしている。多くの建設工事が泊まっている。このままでは、いくら、豪腕のプーチン、メドベージェフでも、金が無くなって困る。デタントである。それで、アメリカが、「原油を、上げてやるから、その代わり、米国債を、もう一度、買いなおせ」と、ロシアに、日本を使って、交渉している、ということだ。 ニューヨークの先物の石油市場である、NYMEX(ナイメックス)で、アメリカは、石油価格もあやつっている。どうにでも操作できる。 それで、家来(同盟国)の、サウジアラビアが、悲鳴を上げている。 もうこれ以上の、原油の安値は、アメリカも耐えられない。 6.ヒラリーの、悪(ワル)女が、16日夜、来日して、すぐに、深夜に、カバの中川秀直(なかがわひでなお)と小池百合子と、在ったはずだ。自分たちの手兵、子分だから。 小泉・竹中平臓の、アメリカの手先代表(売国奴の頭目)と連携している勢力だ。 日本に、小池百合子政権を作らせようと、バカヤローのアメリカは、ヒラリーは画策している。日本国民の気持ちなど、何も考えない。帝国は、属国にそういうごり押しをする。 8.日本に、60兆円分ぐらいの、米国債を買わせる腹である。それがヒラリーの現下の仕事(任務I)だ。 これで、累計、700兆円ぐらいになる。 小池百合子ら、見ず転芸者の、アメリカへの屈従を、許してはならない。何が「上げ潮」経済だ。この手先どもめ。 9.森善朗(もりよしろう)が、清和会(森派、町村派)の権力闘争で、中川秀直に敗北した。2月5日の派閥の総会の、お家騒動で、はっきりした。日本の最高暴力団会議のような席だ。5代目派と、6代目派で、6代目派(高山清司派) が勝ったということだ。分かるかな? 現実政治というのは、常に、そういうものだ。愚劣なる勢力間の抗争である。 土俗愛国派・民族派が、親米(手先)派に、やぶれたのだ。 自己保身が何よりも大事な、小物の人間たちは、それになびいて、親分を平気で捨てる。そして、アメリカ親分の言うことをきく。日本国民のお金が、アメリカに奪われようが、大事なのは、自分だ、ということになる。 10.それにひきかえ、小沢一郎が一番、偉い…小沢は、ジェイ・ロックフェラーと気脈を通じ、オバマと行動を共にしようとしている。その線での、「日本にも民主党政権を」の人である。デイヴィッドの直臣(じきしん)であるヒラリーとビル・クリントン(ウインスロップ・ロックフェラーの隠し子)の、言いなりにはならない。 アフガニスタンには、自衛隊を出そうとしているが、徹底的に、停戦・平和部隊としてだ。次の言葉が、すばらしい。 アフガニスタンに、ジェイ=オバマは、3万人の米兵を、増派しようとしている。イラクからは撤退する……小沢は、ヒラリーのワルが、日本に、60兆円、さらにせびりに来たことを知っている。だから、「会わない」と言ったのだ。  11.それでも、一国の政治家は大人(おとな)だから、会わざるを得ない。会った。 そして、はっきりと、「同盟関係は、従属関係ではいけない。対等でなければならない」と、堂々と、ヒラリーに言った……このように、小沢一郎は、「日米関係は従属的であってはならず、対等なパートナーシップでなくてはならないと国務長官に伝えたことを明らかにした」…それなのに、どうせ、日本の新聞各社は、読売(中曽根、ナベツネ派、ネルソン・ロックフェラー=キッシンジャー派。キッシンジャーは長年、中国からお金を貰っている。父ブッシュも中国派) も、 朝日(主筆・船橋洋一、玲子が、デイヴィッドの家来で、統制している)も、小沢の発言を、いつものように、ねじまげて、「小沢は、ヒラリーに日米関係を最も重視」と書いただろう…  11.鳩山邦夫という、右翼のゴロツキ政治家が、「かんぽの湯 79施設、2400億円を、100億円で、オリックスの宮内に売るな」と、総務大臣権限で、最後の印鑑を付かなかった、で、人気が上がった。が、やっぱりこれには、裏があった。邦夫がいいことをするはずがないのだ。これも、本当は、オリックスの宮内義彦(みやうちよしひこ)潰しではなかった。本当に、狙われたのは、愛国者・西川義文(にしかわよしふみ)の首だ(※)。 ※(注記)植草一秀の知られざる真実にて中川財務相辞任より重要な西川日本郵政社長解任にて詳細が報じられているのでリンクしておく。三井住友銀行の生え抜きのドンで、日本郵政株式会社の社長で、全国3千万人のおじいちゃん、おばあちゃんの郵貯を守ってきた、西川の首を取る気だ。 私が、『恐慌前夜』で書いたことの、続きだ。 竹中平臓と、その黒子のアメリカ・金融ユダヤ人(ロバート・フェルドマン、コロンビア大学教授・・・)たちが、暗躍して、作図している。 西川を追い落として、旧郵政(今は総務省)の官僚を、日本郵政の社長にして、中川・小池のアメリカの手先路線の勢力を強化して、それで、日本の郵貯のカネで、米国債や、潰れかかっているシティバンク(株価は3ドル)の株を、だから、まず60兆円分、買わせようという計略である…  …600兆円もアメリカに流れ出している、日本国民のカネを、半分でいいから、返してくれ、とアメリカに言うのが、先だろう。そうしたら、消費税での、年間、20兆円とかのお金など、すぐに出てくる。だが、それを言ったら、アメリカにずぐに、刺されて、失脚させられるだろう。それはそうだろう。 だが、今の、この激しい、「アメリカ発の世界恐慌(へ)」の緊迫した情勢で、寝ぼけたまま消費税率の上げなど、言う必要はない。馬鹿官僚どもの、最悪の国民いじめの発想だ。アメリカにたいしては、へこへこして、一言も言えないだの。腐れ果てたお奉行さまどもだ。   14.麻生首相が、今朝(18日)、ユジノサハリンスクに飛んで、ロシアのメドヴェージェフ首相と会談する。そこで、北方4島のうちの、2島の返還にはなしになるそうだ。危険だ、と、一昨日に、佐藤優(さとうまさる)氏と、私の、新宿紀伊国屋での対談講演で、佐藤氏が、発言した。 アメリカとしては、日本に、カネを出させて、北方領土をカネで買わせる(金を出させる、このこと自体は、大人の作法だ)かわりに、原油・天然ガスの世界値段の上昇を、取引材料にして、ロシアを、日本を使って、だまさせよう、という魂胆だ。 前述の60兆円の、郵貯・簡保のカネでの、米国債買いの、話とつながる。世界政治は、このように、金融・経済そして資源、軍事(安全保障)の問題を巻き込んで、泥臭く、進むのだ。それらの、国内の政局(政治家たちの権力闘争)への、アメリカの汚(きたな)い関与、ということを、私たちは、そろそろ、はっきりと知った方がいい…

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