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Philosophenweg

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母乳育児 (6/26更新)

母乳育児が当然という空気。入院中も調乳指導などはいっさいなし。

初めの1ヶ月はひたすら「授乳」との戦い!!!だったハイデルの感想記になる予定。今後ママになる人の参考になれば・・・(^o^)/

○乳房マッサージ
 日本の育児準備書には、妊娠何ヶ月頃からか乳房・乳首マッサージを始めておくと良いって書いてある。皮膚を鍛える意味もあってね。
 婦人科ドクターに「いつから始めたらいいですか?」って聞いたら、「出産予定日4週間前からでいいのよ」とのこと。あんまり早くからお手入れすると、刺激になって子宮収縮が起こるかも知れないからだって。
 助産婦さんにも聞いたら同じ答え。しかも、「産まれる前にマッサージなんてしないものよ!産まれてから詰まったりしたらやる方法もあるけどね~」だって。
 でもやっぱり出なかったらどうしよう~って心配だったから、臨月に入ってからはちょっとずつ鍛えました。
 そう!それにクリームを塗ると良いよって言われたのが、なんと「歯肉用のクリーム」。歯肉炎用のかな?予防用?今ひとつよく分からないまま使ってた~(汗)口の中に塗るものだから大丈夫だろうと思ったけど、かなり違和感がありました。 


○夜中の授乳室
 産後入院中、しばらくは部屋で授乳してたんだけど、うまくいかないこともあって3日目くらいから授乳室へ行くようにしました。薄ぐらーい明かりの部屋に円形に椅子が置いてあって、授乳用クッション・時計・CDプレイヤーなどがおいてある。グロッキーな顔したお母さん達が必死で赤ちゃんに飲まそうと格闘しているの。時々助産婦さんが指導に来てくれたりして。
部屋からベビーを乗せる透明のカートのようなものをガランゴローンと押しながらやってきて、またガランゴローンと帰っていく。多い時は5/6人は来てたかな~普段明るいみんなのグロッキーな顔は忘れられません(笑)。


○水分補給の重要性
 産後入院3日目の夜のこと。11時頃の授乳を終えてチビを預けて部屋へ戻り寝ようとした時のこと。激しい吐き気に襲われた。吐きたくて仕方ないけど気持ち悪くて動けない!!!ナースコールしてやっと来てくれた看護婦さんも、要領を得なくて、そのままほっとかれて・・・・泣きそうでした。お水を飲んだり我慢してたらなんとか治まって、なんだったのかな?と次の日回診のドクターに訴えたら、「ドイツの食事が口に合わなかったかな?」の一言でおしまい。
 後で、助産婦さんに聞いたらそれは「水分が足りなかったからよ」って。「1日3L飲みなさい!」とのこと。そっかぁ~授乳するたびに水分が取られてるんだもんね。水分が足りなくなると吐きたくなるのだと始めて知った経験でした。それからは枕元に水は欠かしていません。

○乳のでる茶
 入院中、同室のお母さんが勧めてくれたのが「乳のでる茶」。ドイツ語ではStill Tee とかStillen Teeといわれます。授乳茶ってことかな。
 いわゆるハーブティーで、フェンネル、八角、カモミールなどのブレンドティーです。ドラッグストアーなどでも購入できて、色んなブランドごとに味も違うので、いろいろと試してみました。実際、効いたような気がします。初めの数ヶ月は、授乳しながらこのお茶をがぼがぼ飲んでおりました。フェンネルは、子供に飲ませるのにも鎮静作用があるらしくていいみたいです。でも独特な香りとちょっとした癖があるので、苦手な人は苦手かも・・・

○ほ乳瓶の乳首の利用
 病院で糖水を飲ませるのに使っていたちっちゃなほ乳瓶をこっそり幾つかもらって帰ってきていました。その乳首の部分が使えるんです!(もちろん普通のでも良いけどもったいないから)
 産まれてすぐの頃は、お乳もチビが飲みやすい形になってないので、余計出にくいのかも。それでなかなか上手く飲んでもらえなくて半べそをかいてたら、「ミルクは出てるんだから!」って助産婦さんが教えてくれた方法。
  「ほ乳瓶の乳首の先を挟みでちょっとだけ切って吸いやすくして、それをお乳にあてて飲ませる」というもの。1週間弱くらいはこれで飲ませてたかなぁ~。半透明のほ乳瓶の乳首にミルクが沢山たまるのを見て、本当に出てるんだぁって嬉しくなって、精神的にも安心したのを覚えています。

○ヒリヒリに効くのは?
 慣れない頻繁の授乳。その都度思いっきり吸われて、痛くならないわけがありません!!!流血はしなかったけど、赤くなってもう大変!授乳時間が近づくととてもブルーだった時期がありました。
 ヒリヒリに効く方法として助産婦さんが教えてくれたのは、「使った後の紅茶のティーバッグを乳首にあてる」というもの。そのままだとびしょびしょになるから、パットかおむつをあてて・・・
 幸いにもこれを試す前になんとか痛みも徐々にひいてくれました。

○乳腺炎の治し方
 生後1ヶ月、3ヶ月、8ヶ月の時に乳腺炎になりました。それぞれチビの飲む量が変化した時期。どういう状態になるかというと・・・
♪乳房にしこりみたいなのが出来る。♪授乳中、吸われてるところが痛い。
♪しこりが熱を持つなど。
 要は、お乳の出る先が詰まっているので生産されるミルクがドンドンたまっちゃう状態。乳管のプツプツがはっきり見えるくらいにまでしこりができることも・・・(胸の大きな人はそんなことないかもしれないけど~汗)
 できちゃったものを治すのに、こちらのドクターから教えてもらったのは、
1)授乳中にしこりを少しずつほぐすようにマッサージして先へ押し出す。
2)飲ませた後にしこり部分を冷やす。保冷剤やQuark(カッテージチーズみたいなもの)をつかう。

炎症なので冷やすこと。温めると一層ミルクが生産されて、かなり辛いです。
 私は詰まってる部分を開通させるためのマッサージをまずやってから、1と2を続けました。早ければ1日(数回の授乳)で、遅くても2日くらいで治まりました。予防法は、同じ角度・体勢で飲ませないとか、脂っこいものを食べすぎない、水分を沢山取るなど色々あるようです。

○赤ん坊にとってもトレーニング

○人前での授乳
 日本でも二昔前は、公の場で母乳授乳しているお母さんをよく見かけました。(少なくとも私の小さい頃は、駅のホームとかレストランとかで見かけた気がします。いつのことやって?笑)
 西洋では公の場でお乳をあげている人は少ないといわれていますが、まだまだそうでもないなぁというのが私の感想です。
 子供服売り場のプレイスペースで、ベンチに腰掛けてあげているお母さんや、おむつ替え室であげているお母さんも居ます。今までで一番びっくりしたのは、河原のプレイグラウンド(遊具がある場所)のベンチでお乳をあげているお母さんでした。続く・・・


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