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2009/04/23(木)00:04

花びらの舞う季節に

日々(18)

桜が、静かに散っている。 柔らかな春の日がさす中に、 音もなく、春風に、花びらが舞う。 そのひとひらが、わたしの手に舞い降りる。 この手に舞い降りたのは、いったい何のはからいだろう。 それは偶然か、それとも運命なのか。 おそらく、運命は偶然が生み出す。 運命と偶然の違いは些細なものに過ぎない。 そよ風が頬をなでる。 舞い降りたひとひらは、再びその風に乗り、 いずこかへと舞い去ってゆく。 いとおしい感覚が手に残る。 きっと、それは、間違いなく運命になる。

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