2005/03/27(日)02:47
「愛は勝つ」 ~KAN(その2)
会社の歓送迎会も終わり、
とうとう同僚たちは本当にいなくなってしまいました。
新たな同僚を迎えるまでの1週間、
少ないメンバーでどうやってしのごうか……。
そして、新たなメンバーを加えた時、
私はみんなを仕切っていけるのだろうか。
人の上に立つ、そんな役回りじゃない。
心細さと不安ばかりが募ります。
不安から逃れたいためだけに 足は仕事場に向かいました。
新年度のための下準備を 少しでもやりたかったのです。
でも……なんだか足が重くて前に進まない。
ついつい 駅前の某マ@ドナルドに吸い寄せられてしまいました。
「トマトマックグランのセット一つ、店内で」
そう告げた瞬間、店から流れてきたのが
よりによってこの曲でした。
普通こういう店って、最新のヒット曲が流れるもんじゃないの?
何できょうに限って、10年以上も前のこの歌が流れるの?
心配ないからね 君の勇気が
誰かにとどく 明日はきっとある
(詞・曲 KAN)
運命みたいなものを感じました。
*よかったら「愛は勝つ」(その1)も読んでみてください
運命? というのは続くもので……
仕事場で一人書類整理などしていた私に
「恩師」(その1に登場した人)の奥様から電話をいただきました。
「どうなの、最近?」
ついつい、不安を口にしてしまいました。
「私のような素人に、こんな仕事を任されるなんて……」
奥様はおっしゃいました。
「じゃあ、今までやってた(私の専門分野の)仕事は
『玄人』だったというの?」
最初はきつい一言だと思いました。
別に私「以前の仕事はばっちり玄人だった」なんて言ってないのに。
ちょっと落ち込んだのですが、
時間が経つにつれて 考えが変わってきました。
そう、前の仕事だって、決して玄人だったわけじゃない。
それでも一生懸命頑張って、ある程度の実績を残してきた。
今度の仕事だって、前の仕事と難しさは大して変わらないと考えればいい。
一生懸命やれば、きっと結果がついてくる。
きっと彼女はそう言いたかったのに違いないと……。
「恩師」本人の声も聞くことができ、
少しだけ 勇気をもらいました。
負けちゃいけないぞと。