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早寝は体のために、早起きは心のために

10)スギポンで生きていく私

『 スギポンで生きていく私 』

友人の紹介で、あるところであるものの説明会に出席した。
 ※あるところにおじいさんとおばあさんがいました…じゃないよ。

一番前の席に座った私は、度々講師の客いじりの対象になっていた。

ホワイトボードに「Aさん」と書くところ、それではツマランと
考えたのであろう講師が私に

「お名前を伺えますか?」

と訊いた。

しかし、講師殿、訊いた相手が悪かったナ。
生来非常にマジメな私だ。

正直に、

「スギポンです」

と答えた。

そう、あたしゃ大マジメのコンコンチキだ。

10月1日からは「スギポン」で生きていくと決めたのだ。

楽天内じゃ~、6月1日からスギポンで通っているし、
メールマガジンだって、スギポンの名で発行しているのだ!

9月からは名刺にだってスギポンと書いてある。
それを、初めまして、スギポンですと言って渡しているのだ。

…どうだ、まいったか。
まいらないか、そうか…。

世の中には、こういう奴もいるってことを知らなくて当然だ。
頭がおかしいと思ったかもな。


「は?、スギ・ポン?さん、ですか???」

「そうです、ス・ギ・ポ・ン、です」

「あ~あ、スギモトさんですか」

「違います、スギポンです」

「ム、漢字は?」

「カタカナです」

「 ……。」

勝った!

いや、ちがった。ジャンケンしてるわけじゃ~ない。

私はマジメだったが、講師にはイジメだったかも知れない。

冗談のわかる人だと思ったので、ま、いいかとも思ったが、
やはり、ダメージを与えたことは否めない。


しかし、講師たるもの、訊いた手前使わざるを得ない。

ホワイトボードに書かれた「スギポンさん」の文字を指しながら、

「この場合、スギポンさんは・・・」
「スギポンさんが、こうしたら・・・」
「となったら、スギポンさんは・・・」

の連続に、会場では忍び笑いが続いた。

50名ほどいた会場内には、知り合いが数名いた。
「聞いてるこっちのほうが顔が赤くなりましたよ~」と後で言われた。

そうか、申し訳ない。

でも、私がスギポンであることには変わりはない。
諦めて欲しい。

だがしかし…
よく考えてみて欲しい。
私の名前が本当にSugipongではないと誰が言えるのだ。

タイ国籍で、チュラロンコン・スギポン・ウンタラカンタラ・
ウンヌンカンヌン・ナニナニという名前かも知れんではないか。

のお、講師殿。

国際化の時代じゃ、人は見かけによらぬかも知れんゾ。




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