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 王様@ 潮 吹 きジェットw サチにバ イ ブ突っ込んだ状態でジェット…

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2005.11.07
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カテゴリ:MUSIC
もう解散から5年も経っているLUNA SEAのシングルレビュー。
中高時代はいっぱい聴きました。
インディーズ盤も聴いたりしました。

あれからいろんなビジュアルバンドが出てきてますが
正攻法のビジュアルバンドで
LUNA SEA以上に総売上、インパクトで勝るバンドは
出てきていないように思います。

BELIEVE (1993/02/24)
最高11位 13.3万枚

IN MY DREAM (WITH SHIVER) (1993/07/21)
最高9位 10.3万枚
>>インディーズ時代から絶大な人気を誇ったLUNA SEA、待望のメジャーデビュー・・・。
インディーズにありがちな演奏の雑っぽさ(それがイイ場合も、もちろんある)がなく
洗練された「美しさ」
すら感じさせるバンドだった。

インディーズ時は東京・町田で活動し、
勢力を強めていく過程で、当時XのYOSHIKIやHIDEと出会い
インディーズでアルバムをリリースすることになった。

「BELIEVE」は、シングルバージョン以外にも、異なるアレンジが少々存在する。
解散時にリリースされたベスト盤のアレンジは正直、河村隆一テイストが濃くてなじみにくい。
シングル盤がいちばんLUNA SEAらしい曲。

「IN MY DREAM」はLUNA SEAっぽくもあるが、ミディアムゆえ疾走感があまりない。
しかし、音の精密さ加減は、ほかの「ビジュアル系」バンドと比べて群を抜いてレベルが高い。

インディーズ時代の名曲で、ライブでも定番だった「PRECIOUS...」のカッコよさは
ほかに類を見ないかっこよさ。
これがシングルでも全然問題ない。
もっと一般的に認知されても良いハードロックの名曲だ。

インディーズ時代、RYUICHIは女性メイクをしていて、レイラと名乗っていたとか
真矢はローマ字表記だったとかいろいろあるが
真実かは作者の知識では不明。
かつてはバンド名が「LUNACY」で、のちに「LUNA SEA」と名乗ったのだけは間違いない。


もはや有名な話ではあるが、LUNA SEAがインディーズで活躍してた頃、
対バンとして活躍してたバンドにLuis-Maryというバンドがいて
(「東のLUNA SEA、西のLuis-Mary」なんてビジュアル界では言われていたらしい)
そのVOCAL・灰猫(ハイネ)こそが、後のT.M.Revolutionである西川貴教であった。
(詳しくはそのうち、T.M.Revolutionで書きます)

ROSIER (1994/07/21)
最高3位 37.2万枚

TRUE BLUE (1994/09/21)
最高1位 42.0万枚
>>タイアップ全盛の90年代前半において
なんのタイアップなしで「ROSIER」が初登場3位を記録し、ロングヒット。
そして、続けざまリリースされた「TRUE BLUE」も、ノンタイアップで初登場1位を記録。
この2曲はLUNA SEAの代表的曲として上げられることが多くなった。

この2曲がヒットした頃
テレビなどの出演時、RYUICHIは黒テイストの服に、白のロングジャケットを身にまとっていることが多かった。

メジャー初期のLUNA SEAの頂点といっても過言ではない
燦然と存在感を示す名盤である。

当時、中高生だった作者らはカラオケで熱唱していた・・・・。

5人の織り成す「音」が、これ以上ないくらい絶妙なのである。
この後に、「ビジュアル系」なんて呼ばれるバンドは掃いて捨てるほど現れたが
(GLAY、ラルクのような方向転換型を別にすると)
LUNA SEA並、またはそれ以上の成功をおさめたビジュアルバンドはどれくらいあると言えるだろうか?

黒い世界から、けたたましく光が突き刺すようにあふれてくるような輝きを
LUNA SEAは放っていたのである。

MOTHER (1995/02/21)
最高5位 24.3万枚

DESIRE (1995/11/13)
最高1位 58.8万枚

END OF SORROW (1996/03/25)
最高1位 41.9万枚

IN SILENCE (1996/07/15)
最高2位 28.5万枚
>>「ROSIER」、「TRUE BLUE」を中心としたアルバム「MOTHER」。
そこからのシングルカットが「MOTHER」
SUGIZOのバイオリンなどにより、壮大な世界を見せている。

Xが音の試行錯誤や感性の変化などギクシャクしていたこの時代、
LUNA SEAは「ビジュアル」の頂点に立ったのである。、

「DESIRE」、「END OF SORROW」で立て続けに1位を獲得。
迫力ある重厚サウンドが「DESIRE」であるのに対し、
ややポップ加減も入ったシャープなサウンドが「END OF SORROW」
そして、これらを収録したアルバム「STYLE」からシングルカットの「IN SILENCE」

SUGIZOのギターの冴え渡りは特筆すべきもので
アルバム「MOTHER」に比べて、研ぎ澄まされ前面に押し出されてきているイメージだ。
バンドとしての成熟期に入った感が伝わってくる。
更なる成長のためには、一度バラバラになって活動をすること
それをLUNA SEAは選択することになる。

成熟してしまったものは、衰えるしかない。
ならばバラバラにして、一人一人が活動し、成長することで
再結集したときにLUNA SEAは、より大きなものになる。


5人のままでいれば、一時的な安定売上期を手にすることは出来ても
勢いは衰えていく=ファンが離れていく
という「スパイラル」を解決するという意味では
バンドの休止&ソロ活動という選択は、間違っていない。

しかし、一度、意図的であれ偶然であれ
壊したものを組み立てなおすのは非常に困難でもあったのだ。

ソロ活動や充電期間を経たバンドのほとんどは、再結集してもバランスが壊れてしまっていた。
「元通り」を目指すことが、ズレた自分たちでは出来ないことに気付けず
元より悪くなって、粉々=解散になってしまう運命がほとんどだ。

ビジュアルの始祖ともいうべき、X(X JAPAN)でも再活動で100%、または100%以上にはなれなかった。
(もちろんすばらしい曲は出来ていた。ただ集大成的アルバムは作れなかった)


はたして、LUNA SEAは、再び輝きを放てるだろうか・・・・?

STORM (1998/04/15)
最高1位 72.0万枚

SHINE (1998/06/03)
最高1位 41.6万枚

I for You (1998/07/01)
最高2位 48.1万枚
>>


ソロ活動は大成功だった。



「河村隆一」をはじめ、誰もが自分の色で成功を収めた。
しかし、RYUICHIと「河村隆一」は、まるで別人のように音楽性が異なっていた。
本隊のLUNA SEA以上の売上を叩き出し
ドラマなどメディア進出で、一般的認知も一気に高まった。
毒々しさは全くなく、爽やかさすらさらけ出してしまった「河村隆一」


成功と引き換えに、失ったものもあったと思うのは私だけではないだろう。






約1年半ぶりにリリースされた「STORM」
LUNA SEA史上最大の売上枚数を記録した。






より洗練された音で、LUNA SEAの「進化」が感じられるが
ベクトルがズレてきていた。
明らかすぎるくらいに、「河村隆一」が見え隠れするようになっているのだ。
「ときめき」だとか「はずだね」だとかの歌詞が出てきているし
「河村隆一」としてはフィットした歌い方も
LUNA SEAのサウンドでは、イマイチだった。

さらに「河村隆一」色が強調された「SHINE」はハードロックではなくJ-POPのような歌
かなりポップ色が強い。
路線変更がいけないことではないし、進化のために選んだ道なら問題ないのかもしれない。
ただ、インディーズの頃からのファンは、すっかりついていけなくなってしまった。





休止中待っていたファンにとっては、何のための再活動だったというのだろう・・・・・。




「I for you」という英語の教師が見たら驚きそうな文面のバラードは
深田恭子主演の「神様、もう少しだけ」の主題歌として、ピッタリはまっていた。
そういう意味では名曲だし、歌詞も美しかった。
ただ作者には「河村隆一」の色濃さが否めなかった。
LUNA SEAのサウンドに「河村隆一」の声が乗っかっているだけのようにしか思えなかった・・・。



gravity (2000/03/29)
最高1位 28.3万枚

TONIGHT (2000/05/17)
最高4位 21.1万枚

LOVE SONG (2000/11/08)
最高4位 17.9万枚

>>「gravity」は、アルバム「SHINE」から1年半ぶりのリリース。
この間はソロがあったわけではない。
が、サウンドはロックテイストになっている。
ドラマ&映画「アナザヘブン」の雰囲気に合ったアングラな感じの漂う曲であるが
過去のLUNA SEAは消えてしまった感がある。

どうにかLUNA SEAのカタチを保っているが、
これが求めていた「進化」なのかは、微妙なところ。
5人の尖った色を中和させて作ったような曲。
ポップ(というより「河村隆一」色)に偏りすぎた1998年時に比べて、
元のLUNA SEAに近づき安定した感はある。

「TONIGHT」は久々に突き抜けたようなカッコよさを出している。
ポップになってしまったRYUICHIの声をうまく生かしたロックサウンド
さながらパンクバンドっぽさもある。
迷走から突き抜けて、新しいLUNA SEAの片鱗どころか、全容を感じさせた。
過去と現在をうまく結び付けており、これからの可能性は十分感じさせた。

・・・・と思ったら「LOVE SONG」でラストシングルとなってしまった。
「バラード=河村隆一withバンド」の形式は壊せなかった。
もうバラバラに動き出してしまったベクトルを
「LUNA SEA」で包み込むことは出来なかったのだと思わざるをえない・・・・。


安定でなく、進化を選んだことが
馴れ合いでなく、個人の琢磨が
結果的にLUNA SEAのカタチを二度と戻らないものとしてしまい
「終幕」を早めた気がしてならない。

「河村隆一」の大成功が、皮肉にもバンドの崩壊をもたらした。
「ビジュアル」界の行き詰まりを象徴していたともいえる。

「ビジュアル」と呼ばれたジャンルから
路線変更し成功しつづけたGLAYやラルクとの違いは、いったいどこにあったのだろう・・・・。








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Last updated  2005.11.07 19:41:50
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