カテゴリ:★育児★
子どもの脳と口は直結している。日記にするまでもないことだが言わせてほしい。 考えたことをすぐに口にする。 いや、考えるよりも先に口にする。得た情報を目の前に並べるように。 そうなのだ。きっと彼らなりに情報を整理しようとしているのだ。 言語は内言語と外言語に分けられる。 内言語は考え事をしているときの口に出さない言語で、外言語はその逆。 発声や文字など、自分の外に出る言語だ。 意識せずともできているという人は多い。だけど、子どもにとっては難易度の高い技術である。 我々は普段、様々なことを考えている。 私もただ今小難しそうな言葉を並べ立てては文化人を気取っているが、脳内では明日の晩飯の献立を考えているのだ。あれ? なんか私凄くね? 子どもはどうだろう。私達よりもずっとドラマティックな日々を送っている。 うちの我が子は「○○君きらい」と言った翌日には「○○君と遊んだー」なんて言ってる。 うーん、忙しい。 ドラマティックは忙しい。 色んな感情が生まれ、言葉が生まれる。内言が豊かになる。 子どもたちは生まれたての内言語をそのままポイっと外に出してしまうのだ。 そういう意味では脳みそスケルトンかよってぐらいわかりやすい。そこが可愛い。 さて、考えてることも全て表に出していたらどうなるか。 第三者視点からするとうるさい、とにかくうるさい。 しかも声がめちゃくちゃデカい。 そして途切れることのないとりとめもない話が永遠とループする。 だけどそれを止めることはできない。 我が子の口から飛び出す言葉には内言語も混じっているのだから。 内言語に対して「うるさいからやめろ」なんて言うことは、「お前は何も考えなくていい」と言っていると同じではなかろうか。成長期の子どもの思考を停止させてしまうことになる。 内言語が育つことにより表現力が豊かになる、と私は思っている。 だからそんなこと決して言えるはずがない。 今日も保育園でたくさんの経験をした。 たくさんの友だちとたくさんぶつかった。色んな感情が生まれた。 そのことを我が子なりに理解し、糧にしようとしているのだ。内言語を外に出すことによって。 それを受け止める側の――つまり親である――私はへとへとだ。 我が子の外言語にも内言語にも全て答えようとしているからではないか、と思う。 口から飛び出した言葉を全てニコニコと聞けるほど聖人じゃない。 適度に聞き流しても問題はないのでは? あまりよろしくないのだろうが……親の精神の安定は子育てにおいて重要である。 それに成長とともに内言語は内に篭っていく。 自分の中でグルグルと考え、適切な手段で表現できるようになるだろう。 そう、今だけ、今だけガマンしよう……。 だけどこれだけはやめてほしい。 トイレでのウンチ実況はほんとやめてくれ。
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