今日はダウン、化繊のお話
化繊とダウン、どっちが良いのか?
それぞれ長所と短所がある
ダウンジャケット(羽毛)右
ザ・ノースフェイス
ライトヒートジャケット ND18174
¥23100
195g
→今なら特別価格¥17800
化繊インサレーションジャケット(化繊)
ザ・ノースフェイス
レッドポイントライトジャケット NY17105
¥25200
275g
→今なら特別価格¥17800
同じ程度の保温力のジャケットで収納した場合
左 羽毛
右 化繊
→羽毛のほうがコンパクト。
まずダウンから
長所
・同じ重さならロフト(膨らみ具合)はダウンのほうが上
・同じ対応温度ならダウンのほうが軽く、コンパクト
例えば寝袋で対応温度が0℃だとして
化繊のものは1120gで収納サイズが18×36cmなのに対して
ダウンなら620gで収納サイズが14×2cmで済む
短所
・濡れた場合には化繊よりもロフトの縮み具合が大きい
ロフトが縮むと保温力が低下します
ダウンの性能を表す、フィルパワーFPという数値で品質が示されています
650FPと800FPでは800FPのほうがより軽い重量でロフトを大きくすることができます
その分価格は高くなります
次に化繊。ほとんどダウンの反対のことをいいますが
長所
・濡れた場合にロフトの縮み具合がダウンより抑えられる
・洗濯がしやすい
・比較的ダウンより安価(最近ダウンに近い化繊素材が開発されてきたため、縫い方の違いなどで値段が高いものがある。)
短所
・同じ重さだとロフトはダウンより劣る
・同じ対応温度だとダウンより重い
で、結局どっちの素材が良いのか?
用途によって適、不適があるので完全な正解は存在しない
私の場合
・シュラフ(寝袋) ダウン
→軽量化のためダウンを選ぶ。化繊だと2倍近く重量が増してしまう
・中間着(アウターの下に着る。国内だと滅多にない) 化繊
→アウターの下となると汗で湿度が増してロフトが低下するのは目に見えている
・ビレイジャケット(ビレイ中に着る) 時と場合による
→冬場であればダウン、夏場で標高が高くてちょっと寒い場合には薄手の化繊
中間着として動いている時に着るような場合は
化繊
ビレイ時やシュラフで寝る、など動かない場合は
羽毛
というふうにしてます
動きやすいようにフリースとのハイブリット型、
濡れやすい部分は化繊、その他の部分は羽毛
といったウェアもあります
夏山でも標高が高くなると10℃を下回ることがよくあります。
ちなみに温度の計算方法
標高が100m上がるごとに気温は0.5~0.6℃ほど下がります
町の中(標高0m)で気温が30℃だとすると
岩手山(標高2038m)では気温はどのぐらいか?
標高差は 2038m - 0mなので
2038m
となると
2038 : 下がる気温(℃) = 100 : 0.6℃
下がる気温(℃) = 12.22℃
岩手山山頂の気温(℃) = 30℃ - 12.22℃
= 17.78℃
となります。
夏でも20℃下回ります。
すぐに計算出来ない、という方は
1000m登れば5℃ぐらい気温が下がる
と覚えていただければおおまかな気温はわかるかと思います。
ちなみに富士山3776mだと町で30℃でも
山頂ではおよそ8℃寒いですね
防寒着はどんな山でもザックに入れておきましょう。
盛岡店 田所
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/04/18 11:48:40 AM
[■盛岡店STAFF BLOG] カテゴリの最新記事
もっと見る
|
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
エラーにより、アクションを達成できませんでした。下記より再度ログインの上、改めてミッションに参加してください。
x
カテゴリ
(87)
(685)
(80)
(224)
(32)
(36)
(18)
(48)
(79)
(26)
(15)
|
プロフィール
ghstaff1
青森・八戸・盛岡にあるアウトドアライフスタイルショップ グリーンハウスです。各店舗から、イベントや北東北の見所などご紹介します!!
|
|