2008/06/13(金)19:28
広島県の巨木を訪ねて3(熊野で出会った植物たち)
西城町の熊野地方では巨木の他にも色々な植物に出会った。
まずは「ナナカマド」、バラ科の植物である。「ナナカマド」の名は、7度かまに入れても燃えないくらい燃えにくいことから名付けられたものである。鮮やかな赤い実が美しい。
「ナナカマド」
次は、「ススキ」である。お月見には欠かせない物である。浴衣を着た女性が、簪代わりに挿すのも風流かも知れない。
「ススキ」
次は、紫の花の鮮やかな野菊である。野菊の仲間は、見分けるのが難しい。後で写真からとなるとますます難しい。花の色から見て、紫苑だという気がするが、違っていたら教えて欲しい。
「紫苑?」
最後に珍しいものをお見せしよう。本日の主役はこの「ツチアケビ」である。アケビと言うより、ウィンナーソーセージの様なものがたくさんぶら下がっているが、これが「ツチアケビ」の実である。
ちょっと変わった植物で、これでも立派な蘭の仲間である。形も変わっているが、その生態も変わっている。この植物は葉を持たず、光合成をしないのである。それでは、どうやって大きくなるのかと言えば、ナラタケの菌糸から栄養をもらっているとのことである。
「ツチアケビ」
「広島県の巨木を訪ねて」(完)
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