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時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

2008.01.13
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カテゴリ:TVドラマ


 祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理を顕す
 奢れる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
 たけき者も遂には亡びぬ 偏に風の前の塵に同じ


 12日の金曜日から、フジテレビ系列の金曜プレステージ特別企画として、3週連続で 浅見伝説三部作と銘打ったドラマが放映されている。その第一弾は、だいぶ前に当ブログでも紹介した、「耳なし芳一からの手紙」であった。もちろん、内田康夫による浅見光彦シリーズのドラマ化である。

 先帝祭の華麗なる上臈参拝で有名な下関市の赤間神宮には、有名な耳なし芳一伝説が残る。ラフカディオ・ハーンの「怪談」でも有名な話である。下関の壇ノ浦で、源義経率いる源氏の軍勢に破れ、海の藻屑と成り果ててしまった平家の怨霊。その怨霊に取り付かれた琵琶法師の芳一は、怨霊よけのための般若心経を体中に書き込んでもらう。しかし、耳の部分だけ経文が書かれていなかったために、怨霊に耳をちぎられてしまう。

 光彦が、取材で赤間神宮を訪れると、平家一門を祀った七盛塚の前で琵琶を演奏している女性を、芳一堂のところからじっと見ている老人がいた。

 帰りの高速バスで、その老人・永野仁一郎が殺される。ダイイングメッセージは、「あの女にやられた」。そして所持品に、差出人が「耳なし芳一」となっている、「火の山で逢おう」の手紙。奇しくも、長野の妻は、光彦の母・雪江が学生時代にあこがれていた先輩の依江であった。

 光彦は、雪江そして、同じ高速バスに乗っていた漫画家志望のお嬢様・池宮果奈とともに下関に再び行き、事件の謎を調べる。そこには、思いもよらぬ、半世紀も前の戦時中の忌まわしい因縁が。

 赤間神宮火の山功山寺関門大橋角島など、この辺りの観光名所が美しく織り込まれ、旅情を誘われる。実は、だいぶ昔、このあたりに、短期間だが住んでいたことがあったので、とても懐かしい。

 ところで、原作の方では、事件はバスではなく列車の中で起きている。また、原作では、姉御肌の池宮果奈と自称ヤクザの高山隆伸という凸凹コンビの活躍が、結構面白かったのだが、このドラマでは、高山の出番が最初ちょっとあったものの、その後何の展開も無く、結局何のために出てきたのか分からないようなつくりになっていたのは残念なことであった。

(原作)
・内田康夫:「耳なし芳一からの手紙」

(出演)
・中村俊介(浅見光彦) 
・松本莉緒(池宮果奈)
・野際陽子(浅見雪江)
・池内淳子(永野依江)
・長山藍子(琵琶奏者・有田稲子) ほか  


○原作「耳なし芳一からの手紙」の記事はこちら

○下関のホテル
    


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最終更新日  2008.01.13 09:54:39
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