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カテゴリ:日々の読書(学術・教養)
私は、活字中毒の気があるのか、暇さえあれば、本を読んでいる。読みたい本があまりにも多いので、なんとか限られた時間で速く読みたいと思い、読書法に関する本もよく読む。今日紹介する「差がつく読書」(樋口裕一:角川書店)もそんな読書法について述べた一冊である。 読んで気がつくのは、著者はとにかく分類好きだということである。まず読書の目的を大きく「実読」と「楽読」に分ける。「実読」とは、「何かの役に立てるための読書」であり、「楽読」とは、「楽しみのための読書」であるという。また、「実読」は、「多読」と「精読」、または「全読」と「部分読」に分けられ、更に「部分読」には「アリバイづくり読み」、「独立読み」、「裏づけ読み」、「飛ばし読み」、「斜め読み」の5種類があると主張している。しかし、「楽読」については、それほど分類はされていない。 ■文庫本棚(60cm幅・ブラウン)■ ところで、これらの分類は、けっしてうまいとは言えない。ロジカル・シンキングで教える分類のやり方に、MECE (Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive) というものがある。要はもれなくダブりなくということである。しかし、この本に述べられている読書法の分類は、必ずしもMECEになっていない。 まず、「多読」と「精読」は必ずしも対立する概念ではない。なぜなら、時間が有り余っていれば、「多読」で「精読」するというのは、少なくとも理論上は不可能ではない。「多読」には「少読」、「精読」には「速読」というのが対立概念であろう。また、「部分読」を細分した「アリバイづくり読み」、「独立読み」、「裏づけ読み」、「飛ばし読み」、「斜め読み」であるが、「アリバイづくり読み」や「裏づけ読み」は、読書の目的からの分類の匂いが強く、その他の3つは本の読み方からの分類である。 とはいえ、個々のテクニックには色々参考になることも多いので、体系的なことは無視して,役に立ちそうなところを拾い読みするのが良いであろう。 ○応援クリックお願いします。 「差がつく読書」(樋口裕一:角川書店) 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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試験に受かるのに、速読を見に付けるのが言いと聞いたことがあるが、おいらは飛ばし読みだからな。。。読書家でもないのに、家には電気関係の本ばかりで500冊ほどあり、家計のほとんどが本で消える時も。おかげでアンティークとなりつつある本まである始末で。。。しかも本棚だらけだ。阪神大震災級がきたら、間違いなく倒壊。。竜胆さんは、速読で合格を手にしてきたのかな?
(March 1, 2008 11:25:57 AM)
★小説や新書などは、結構早く読みますが、やはり勉強の方はじっくり読みますね。特に数式などは手を動かさないと理解できませんので。
ただ、知っているようなところやあまり重要でないようなところは飛ばします。 殿ですさん >試験に受かるのに、速読を見に付けるのが言いと聞いたことがあるが、おいらは飛ばし読みだからな。。。読書家でもないのに、家には電気関係の本ばかりで500冊ほどあり、家計のほとんどが本で消える時も。おかげでアンティークとなりつつある本まである始末で。。。しかも本棚だらけだ。阪神大震災級がきたら、間違いなく倒壊。。竜胆さんは、速読で合格を手にしてきたのかな? ----- (March 1, 2008 12:48:32 PM)
★応援ありがとうございます。
私もかなり早く読みますが、面白そうなところはじっくり、あまり興味のないところは、斜めにと1冊の中でも使い分けています。 yasu41asyさん >私はとばし読み派、おおざっぱな内容はわかるけど >細かいことまではわかりません >やっぱ速読かな > >ポチッと応援です ----- (March 1, 2008 12:50:49 PM) |