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時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

2008.04.15
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 ちょっと変わった小説を読んだ。恩田陸の小説としても珍しいが、通常の小説としても異色である。「ドミノ」(恩田陸:角川書店)という作品だ。なんと主役級の登場人物が27人と1匹も出てくるのだから。ちなみに1匹とはある登場人物のペットである。

 この27人と1匹の登場人物に関するお話が次々に切り替わりながら、全体としての物語が進んでいくようになっている。題名をドミノとは良く付けたもので、まるで、ドミノ倒しのように、物語のピースが次々と倒れていき、最初は無関係に思えたそれぞれの人物に関する話が、しだいに互いに関連を持ちだし、やがて、一つの大きな事件に収束していく。

 恩田陸というと、どうしてもミステリーやホラー風味の作品を思い浮かべてしまう。最初に珍しいと言ったのは、この作品が、どたばた風味のコメディタッチで書かれているということである。出てくる人物は、8000CCで500kgはあるバイクのバファロー号を操る、元暴走族のピザ屋の店長、彼が姉さんと慕う元レディスの保険会社OL、ミステリーファンの大学生たち、ホラー映画の監督、神社の神官の娘で「気」を操る映画配給会社のOLなど、個性的な連中が目白押しである。

 それにしても、「・・ほんの少し前まで、腸や胃袋が裏返って肛門から出てきてしまうのではないかと思ったくらい断続的な激しい下痢に襲われて・・・」なんて表現、他の恩田作品には出ないだろうな。


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「ドミノ」(恩田陸:角川書店)
  


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最終更新日  2008.05.31 23:17:12
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