2011/03/24(木)07:09
ハンコック
悪人をやっつけても、まったく感謝されない超人「ハンコック」を主人公にした、ウィル・スミス主演の2008年アメリカ映画。彼が感謝されないのは、悪人を退治する以上に、街を壊して、甚大な被害を与えるからだ。彼は嫌われ者の孤独なスーパーヒーローだった。
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ある日、広報マンのレイを助けたことからハンコックに大きな転機が訪れる。レイは、ハンコックが愛されるヒーローになるための作戦を色々と考えるのだが、なんだかんだ言いながらも不器用ながら律儀にレイに言われた通りににやっているハンコックは、ちょっといじましい(笑)。
ハンコックは80年前に記憶を失っていたが、手がかりはポケットの中にあった「フランケンシュタイン」の映画のチケットとチューインガム。昔はスーパーヒーローが男女ペアでたくさんいたらしいが、他はみんな死んでしまったらしい。彼ら彼女たちは、ペアとなる相手と近づきすぎると、普通の人間になってしまうのだ。そして人間としての生をまっとうするのである。
この映画でも、ハンコックと本来ペアとなる女性が出てくるが、結局最後には、彼女から離れてスーパーヒーローとして生きることを選ぶ。それは、彼女を助けるためでもあったのだが、世の中には、まだまだスーパーヒーローは必要だというメッセージも込められているのかもしれない。
(監督)
・ピーター・バーグ
(出演)
・ウィル・スミス(ハンコック)
・シャーリーズ・セロン(メアリー・エンブリー)
・ジェイソン・ベイトマン(レイ・エンブリー) ほか
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