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時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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January 23, 2013
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 人を動かすというのは、ビジネスのあらゆる場面で重要になってくる。商談にしても部下に働いてもらうにしても、上司の承認を得るためにも、そのための技術はビジネスマンにとって絶対に必要なものだ。本書「人を動かす技術」(著 ボブ・バーグ/ジョン・デイビッド・マン、訳 川村透 :大和書房)は、そのための心得を、小説仕立てで解説したものである。

 小説仕立てのビジネス本と言うのは、日本にもよくあるが、なぜかかわいい女の子が主人公となっているものが多い。残念ながらこちらの主人公は、ベンという32歳の男。決して可愛くはない。このあたりに、欧米と我が国との文化の差を感じてしまう(笑)。

 さて、このベンだが、マーデングループで順調に昇進を重ねて花形のM&A部門に配属された。彼に課せられたミッションは、椅子専門のメーカーである「アレン&オーガスティン」の買収話を纏める事。彼は、株主でもある500人の従業員にイエスを言わさなければならない。しかし、最初の会議では、誰も彼の提案に賛成する者はいなかった。ベンは、友人のクレアの紹介で知り合ったエルおばさんという謎の老女のアドバイスにより、どうやったら彼らに納得してもらうかを考えていく。

 ポイントは、「影響力の正体は、押す事ではなく、相手を引き寄せること」だということだろう。同じことを相手に望んでいても、どのように言うかで、反応はまるで変わってくる。俗に「丸い卵も切りようで四角」と言うように、いかに相手の心に響くような言い方をするかということが大切なのである。プッシュするだけでは人は動かない。プル戦略をとることも人を動かすためには必要なのだ。

 説得をしても、結局相手の心は変わらない。相手の共感を得るような話し方をしなければならない。本書には、そのための多くのヒントが詰まっている。

※本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。





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Last updated  January 23, 2013 07:16:24 AM
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