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時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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April 28, 2013
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 企業は大きくなればなるほど、複雑化するともに、分業化も進んでくる。何かのプロジェクトを手掛けるにしても、多くの人間が力を合わせなくてはならない。単に業務量だけの問題ではなく、色々な分野での専門家のコラボレーションが必要になってくるためだ。「コラボレーション革命 あなたの組織の力を引き出す10のステップ」(ロン・リッチ/カール・ウィージ:日経BP社)は、これからの企業がどのようにコラボレーションを進めていけば良いかについての示唆を与えるくれる本である。

 本書は大きく3つのパートで構成され、それぞれ、コラボレーションを進めるためのカルチャーの醸成の必要性、コラボレーションを行うプロセス、コラボレーションのためのテクノロジーについて解説されている。テクノロジーに関してひとつのパートが割かれているのは、いかにもIT機器を扱う企業であるシスコの幹部の書書らしいところだ。もっとも、近年のIT技術、インターネット技術の発展により、従来は困難だった条件でもコラボレーションが可能になったこともまた事実である。

 エグゼクティブサマリーや要点をまとめたものが付いているのはなかなか便利で良い。また、「コラボレーションのROI」という章があるというのも、あまりこの種の本ではお目にかかった覚えがなく興味深い。しかし、本書の構成については若干の苦言を呈したい。章の途中で、1ページ~2ページに渡って、大きな字で標語のようなものが、文章の流れを切るような形で突然出てきて邪魔なのだが、これはいったいどういう意図なのだろうか。また、章末にでも持っていけばよいような「一問一答」や「ケーススタディ」が、本文の下部にページの2/3から3/4を占める形で挿入されいる。このため、本分はページの上の部分に僅かに書かれているような構成となり、これも読みやすさを阻害している。本の装丁についても、立派すぎてその分重くなり、却って取扱いには不便になっている。内容は、色々とコラボレーションに役立ちそうなことが書かれているので、版を改めるような機会があれば、改善した方が良いと思う。

※本記事は、「本の宇宙」に掲載したものの写しです。





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Last updated  April 28, 2013 08:54:32 AM
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