2018.08.04

書評:女子の心は、なぜ、しんどい


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女子の心は、なぜ、しんどい? [ 清水あやこ ]
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 よく「女心と秋の空」ということを聞く。本書は、男子にとっては不可解に見える女子のトリセツ。なぜ私がいただいたのか。思うに男の目から見た感想を聞かせてくれということだろうと勝手に解釈する。

 男が疑問に思うのは、なぜ女子は他の人と行動したがるのだろうかということ。トイレにまで連れ立って行くというのが私には理解できない。本書は、女性が回りに合わせてしまうこととして「自己内同調圧力」(p28)という言葉を使っている。要は他の人と同じ行動をすると安心するのだ。しかし、これが男子にまで影響してくるとちょっと問題だろう。ぼっち飯、便所飯という言葉が男子にまで広がってきたのが、そのいい例ではないのか。これらの言葉の裏には、飯は誰かと食べるものという前提が隠れている。私など、飯くらい一人で食べろよと思ってしまうのだが。

 三次元の女子を面倒くさがって、二次元美少女に逃げる男子も多いのではないかと思う。二次元美少女は、男が創造していることが多く、あまり面倒くささがない。しかし、現実にはそんな女子なんてどこにもいないのだ。

 ところで、今は女子の方が生きやすい社会だと思う。例えばデパートを見れば、売っているのは圧倒的に女子のもの。男物は女性用に比べてものすごく少ない。男女雇用均等法なども女子の後押しをしているが、働きたい女性だけでなく、幸せなお嫁さんになることを夢見ている女子もある程度はいるのではないのだろうか。

 確かに男で苦労している女性がいるのは事実だろう。しかし、それは端的に言えば男を見る目が無かったということではないのか。昔からよく聞くことに、女子は不良っぽい男に引かれるというものがある。この人はワルだが、自分だけは大切にしてくれるというような幻想に囚われてはいけない。不良よりは、まじめな男の方がよほど優良物件だと思うのだが。

 このようなことが書かれているが。他でも読んだことがある記憶があるので、割と一般的な見解だろうと思う。

「女性は平等主義であり、男性より一部の人のみが上位に立つべきという考えが薄いことも明らかになっています」(p42)

 本当だろうか。確かに女子はあまり年齢などを気にしないところがあるかもしれない。亭主が年上でも、妻の方が家庭内で力を持っているのなどそのいい例だろう。しかしよく聞く「お局さま」の存在はどう考えるのか。私が現役時代の社宅の奥様方といったら・・(以下略)。これは平等主義というより、自分が中心に座りたいということが本当なのだろうと思う。

 しかし、ちょっと一般化しすぎているような気もする。色々な趣向の人間がいるものだ。本当は一部の女子に当てはまるだけかもしれないのに、安易に女子全部に一般化してしまうというのも女子の特徴かもしれない。女子の心がしんどいのなら、山田洋次が原作・脚本・監督を手掛け渥美清が主演した「男はつらいよ」という映画もあったことも忘れてはならない。結局人間というものは、生きている限り、それぞれいろいろなものを心に抱えているんだろう。

※初出は、「風竜胆の書評」です。





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最終更新日  2018.08.04 10:07:09
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