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カテゴリ:F1・モータースポーツ
上の図の1から2に動こうとすることで、バンプ時にもブレーキングのノーズダイブ時にも抑制する効果が現れることになる。 ブレーキング時はWeightは自分の重量の慣性によって車体の制動減速にかかわらず、進行していた方向に向かって進み続けようと働くので、インピーダンスリンクアームを圧縮しようとする力が働き、アームはそのWeightの慣性力によって2の図のように位置を変えようと動く。 結果的にウエイトに対してボディーは持ち上がろうとするから、ブレーキング時のノーズダイブが減るように働くことになる。 縁石などでバンプするときもボディーはタイヤからの入力で、図1から図2へとボディーは持ち上がろうと動こうとする。しかしそれはWeightをインピーダンスリンクアームを介して瞬時に前方に引っ張らねばならずエネルギーはそこでも相殺されるし、オイルダンパーに速いストロークを要求するから、そこでもボディーのバンプは抑制され、サスペンション以下の部品だけが動こうとすることになる。 模式的図で説明すると以上のような仕組みが考えられるが、リンクのレイアウト等は様々な形式が考えられるしルノーのマス・ダンパーにインピーダンスリンクアームが存在しているかどうかは不明であるが、理論的には似た構造があると考えられる。 オイルダンパーはマス・ウエイトの安定化には不可欠と思うが、これも定かではない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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