銀河はるかに

2013/11/04(月)18:25

元日の伊豆半島とデミオのその後

トラヴェル(91)

↑伊豆スカイラインから見た2008年最後の富士山 最近はなかなか時間がとれずに、日記の更新もままなりませんが、大晦日の午後から一泊で伊豆半島へ行って、元旦の夕方に帰ってくるという駆け足の旅行には行くことが出来ました。   ↑駿河湾方向に沈む2008年最後の落日 仕事に追われ続け、あまり運転する機会もなかったデミオですが、今回の伊豆半島小旅行では、初めてアクセルを全開にして箱根新道を登ってみたし、伊豆スカイラインもハイペースで走りました。    ↑富戸から見る2009年の初日の出、右は伊豆大島 結果的には、曲がりくねった伊豆の道路でアクセルを開け気味に走った二日間で、渋滞にも遭ったし、標高900mほどの天城山地を登り下りするなどもあって、燃費はやや悪くなったがそれでも17km/リットルは走ったので、まずまずではないかと思います。 お天気にも恵まれて、富士山も見えて気持ちの良い新年のドライブになりました。    ↑下田の爪木崎に咲く野生の水仙 箱根新道からターンパイクを経て十国峠までの登りで、後ろにいたトヨタ・エクシブと言う車が私とデミオが邪魔だと言わんばかりに、煽るように接近してくるので、「それでは」とお邪魔にならないようにアクセルを踏み込んで走ってみましたが、あっさりとその車を振り切ってしまいました。 デミオ13C-Vは燃費が良いだけではなく、こうした峠道の様な道路は以前にも書いた通り本当に走り易く軽快に登れるのだ。 上り坂のパワー競争のようなシーンでも、1.3リットルしか排気量のないデミオだが、全開にすれば1.8リットルか2リットルのエクシブを上回る加速でバックミラーに写る姿はすぐに小さくなっていきました・・・・笑。 デミオの軽量な車体重量は、良く回るミラーサイクルエンジンと、最大トルクを発生する回転域を自動的に維持して走れるCVTの組み合わせによって、こうした想像を超える高パフォーマンスを見せることに大きく貢献しているのでしょう・・・・。 尤も・・・立ち上がり加速に繋がる、その手前のコーナーでのブレーキングとコーナリングはドライバーの腕ですから、そこでは私には昔とった杵柄というか・・・一日の長が有るのですが・・・・。    ↑奥石廊の岬から西方向を見る サスペンションは低速~中速コーナーではやや固めのバネレートがしっかりとした感じで好感が有りました。 しかし、高速コーナーでの路面の大き目のうねりには、前後ともややダンパーの減衰力不足を感じ、やや不安定感が顔を出した。 グラベル路の様な細かいアンジレーションがある場合は相対的に軽いバネ下重量が欲しく、素早い路面追従が望まれるが、好みの問題と言えるかもしれないが、高速コーナーのうねるような路面変化にはもう少しゆったりとしたサスの動きの方が私は安心感があって良いと思うのだ・・・。 私の感じたことを言葉にするなら、横Gと路面のうねりで一度縮んだアウト側のサスペンションのスプリングが戻る時の突き上げる速さを、ダンパーの伸び側の減衰力が充分干渉できずに、ややオーバーシュートし、その結果車体が木の葉のようにユラユラと揺れてしまう感じなのだ。(ただ、尋常ではない速度で高速コーナーを走り、且つ路面に大き目の「うねり」があった時のことだが・・・・・笑。) しかし、良く考えてみると、以前の愛車、センティアに比べホイールベースもかなり短いし、車重も6割ほどしかないので慣性も小さく、こうした印象はある程度避けられない物なのかもしれないのです・・・。 もし真剣にその部分を改善しようとすれば、世界中の多くの車が採用するパッシブな制御で成立しているショックアブソーバーでは困難で、CPU付きのインテリジェントなダンパーコントロールが必要となり、路面状況や速度、運転者の要求傾向などを判断して動く、アクティブダンパーコントロールシステムを構築しなくてはならないだろう・・・・・笑(私の最も得意な仕事分野だ!)。 この車のサスペンションセッティングは低速では丁度良いか、ちょっと固めに感じるが、高速コーナーを攻めて行くと、もう少し硬くても良さそうに感じる。 出来れば速度に応じてダンパーの能力などを調整できる前記の様なシステムが欲しいところだが、このクラスの、ファミリーユースを意識した車では望むべくも無いだろうし、この車で、私の言うレベルの速度で高速コーナーに進入しようというドライバーも皆無だろうから、デミオの属するカテゴリーの中では必要充分な性能は有していると言える。・・・・デミオは、当然フェラーリやポルシェの様なコーナリング性能を求めて設計された車ではないのだし、スポーツカーですらないのだから・・・・・・・大笑。 あまり遊びに出歩くチャンスが少なく、未だデミオは4千km未満の走行に留まっていますが、此れまでのトータルな燃費でも18~19km/リットル程であり、普段の運転も省燃費を意識してアクセルペダルを扱っている甲斐があると感じている。 そして、ひとたびアクセルを踏み込めば、なかなか侮れない速さも併せ持っていることが解った新春の伊豆半島ドライブでした。 正直なところ、あまり多くを期待していなかった車なのですが、その価格を考えれば尚更、意外な程のこの車の出来の良さに、最近は、すっかりデミオ13C-Vが気に入ってしまいました・・・・・笑。    ↑奥石廊と大根の間のヒリゾ浜、20年程前には毎年通うようにして此処で子供達と夏を過した・・・・。    ↑爪木崎の海岸で見たイソヒヨドリ♀    ↑爪木崎で見たジョウビタキ♀(今回立ち寄った仲木や吉田でも沢山の野鳥と出会うことが出来ました・・・・。)

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