2017/08/08(火)13:00
カロリーと体重
体重を落とすためにカロリー制限をしている訳だが、20日間で、すでに3.6kgの減量に成功していると言う事実から、私の食べている低カロリーな食事が実際にはどの程度なのかを、計算してみようと思ったのです・・・。
一般によく知られている、「1kg体重を落とすには7000kカロリーの運動が必要だ」と言うことなのですが、これはやろうとすればなかなか大変なことで、食生活を変えずに体重を落とすことが困難である理由もそこにあると私は思います。
そこで20日で簡単に体重を3.6kg下げられた私は、一日平均どれくらいのカロリーを不足させて体重を減らしたのかを逆算してみたのです。
食事以外の何も変えていない状態で、結果的に20日間で3.6kgの体重が減ったと言う事で、何が体から無くなった結果なのかを考えると、それはほぼ体脂肪以外には考えられない訳です。
それが正しいとすれば、一日180gの体脂肪が私の肉体と精神の正常な状態を維持する為のエネルギー源として使われたことを意味する訳で、本来体重の増減なしに済むはずの必要なカロリーに対し180gの脂肪の持つカロリー分が不足したと考えられます。
その不足カロリーが生じたことで私は20日間で3.6kg体重が落ちたと言う事になります。
では、一日に付き180gの体脂肪はいったい何キロカロリーだったのか?
それは実に簡単な話で、人間の体脂肪は1g当たり9kカロリーと解っているので180×9=1620kカロリーですが、体脂肪の中には20%の水分が含まれており、重さは80%となる為、180×0.8×9となって答えは1296kカロリーとなり、現状維持に必要なカロリーよりも1296kカロリー毎日減らしたと言う事になります。
これには私も少し驚きましたね~・・・・。
成人男性の平均的なカロリー必要量は1800~2200kカロリーと言われており、私は運動量が極端に少ないため、おそらく自分の維持カロリーは1800kカロリー程度なのではないかと思っていたわけですが、どうも違っていたようです。もし1800kカロリーが私の維持カロリーであれば、この20日間の平均では一日に504kカロリーしか摂取していなかったと言う事になるわけです。
しかしそれはいくら何でも少なすぎるわけで、ご飯を今までの半分以下にすれば達成するものではありません。なぜなら普通のお茶碗一杯のご飯を150gとすればたったの220kカロリーでしかないからで、到底1296kカロリーにはまったく達しませんから、一日三食のすべてで主食のご飯を止めたとしても私の減った体重にに見合うカロリーの半分程度でしかありません。
実際には果物やお菓子なども食べなくなっているのでほとんど間食をしていないし、果物を食べる代わりにトマトをかじっているので糖質の大部分をカットしていることにもなる・・・。
そこでよく考えてみると、何となく、その理由が見えてきました。
たぶん・・・なのですが私がワークステーションの前に座っている間の消費カロリーが自分の予想よりもずっと大きいのではないか?と言う事しか思いつきません。
それは私が普段食べていた量は案外多いことからも解るのですが、たぶん肉体労働者に匹敵するほどのカロリー消費をしつつワークステーションの前に座っていた。と言う事しか考えられなくなったのです・・・・。
そうして考えてみると私が68kgに減った体重から再び78kgに戻るまで13年間かかった理由にも答えが出たような気がしました。
つまり、たいして制限を掛けない食生活であってもすぐに体重がリバウンドしなかったのも、私の食生活は無頓着に食べているときのカロリーでもほんの少ししかカロリーオーバーにはなっていなかったと言う事になり、おそらく成人男性の中の活動的若者の一日の必須カロリーである2200kカロリー付近か?或いはもっとカロリー消費が大きい生活であると言う事になるわけです。
結論:
計算の結果から導き出されたことは、私の仕事や、こうしてBlogに記事を綴るような生活は、筋肉での消費カロリーは少ないが、脳でのカロリー消費が想像よりもはるかに大きく、普段の食生活での摂取カロリーは2400kカロリー程にも達していたのではないか?
もしそうであれば、私が一日平均180gの体重を落としたカロリー1296kカロリーを差し引き、一日の平均カロリー摂取量は1104kカロリー程度まで下がっていたと言えるのではないだろうか?ここのところの摂取カロリーを一日あたり1300kカロリー以下にしたのは以前の食事の制限状態から経験的に解っていましたがもう少し少なかったと言う事でしょう。
人間の脳は安静状態でも一時間に5g、一日では120gのブドウ糖を消費すると言われており、一説によれば毎日隅々まで新聞を読む人は太ることは無い・・・と言われたりするそうです。
自分では意識していなかったことですが、私が毎日ワークステーションを使って行う機械設計の仕事や、ネット閲覧、Blog出筆など、脳で使うカロリーの消費が思いのほか大きく、自分の一日の必須カロリーが肉体労働者にも匹敵するレベルであったのではないか?
そうでも考えないと、ほとんど普段運動をせず月に一度か二月に一度の登山でのカロリー消費では到底説明がつかない運動量の少なさで、体重を気にせずに食べていた13年間で10kg程度しか太らなかったと言う事に理由を見つけられないと言う事なのです。
ただし、私のワークステーションの前で仕事などにかける時間は平均で凡そ1日13時間に達しています。それだけでもオーバーワークなほどなので、やはりそこでカロリーを使っていると言う事なのだと今日思いました。