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カテゴリ:F1・モータースポーツ
アストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが、オーストリアグランプリで怒涛の追い上げを見せラスト3周のターン3で、トップを走るシャルル・ルクレール(フェラーリ)をインからパスし大逆転優勝しました。
エンジンは日本のHONDAです・・・・。 アップロードした時点では審議中でした、レース終盤マックス・フェルスタッペンが、このレースの殆ど(69/71周)をリードしたシャルル・ルクレールを3コーナーでサイドバイサイドになってオーバーテイクした時に接触があり、その部分での審議が確定していなかった為です。 審議で、最悪優勝が取り消される可能性が無いとは言えなかったのですが、全体の流れを見ればレッドブルホンダのマックス・フェルスタッペンの勝利が妥当だと思えるレースでした。 審議でどんな裁定が下るか解りませんでしたが、スタートでセカンドグリッドから7位まで順位を落としながら、その後オーバーテイクを連発し、レース中のファスティストラップ賞もハードタイヤでもぎ取るというマックス・フェルスタッペンの渾身の走りは「これぞF1」と言えるような素晴らしいもので、正しく優勝に値するものでした。 日本人だからHONDAを贔屓目に見るのは仕方ないかもしれませんが、マックスがシャルルをオーバーテイクした後、フィニッシュまでの僅か3周弱で3秒近いリードを奪ったことからも、その速度の違いは歴然としていました。 このレースのレーススチワードは正しい決定を下したと思います。 おめでとうHONDA!!おめでとうレッドブル!!おめでとうマックス!! それにしてもHONDAのエンジンはこの日全くフェラーリやメルセデスに負けていませんでした・・・・一体どんなことがこの3日間にあったのでしょう? レース中のトルクマッピングなどの電力の振り分け方などを、このレッドブル・リンクとマックス・フェルスタッペンのドライビングスタイルに合わせ込むファインチューニングを施したことで、フェラーリやメルセデスに見劣りしないパワー感を生んだのだと考えることが出来そうです・・・・。 ほかに思い当たることと言えば、予選のQ2をマックスはミディアムで戦い、Q3へ進みましたが、シャルルとセバスチャンのフェラーリはソフトタイヤでQ2を戦う事を選択したため、ルールによりレースではQ2に選んだタイヤで決勝をスタートしなくてはならない事から、フェラーリの2台よりもマックスの方が序長くタイヤを持たすことが出来ました。(フェラーリは前半にリードを築いて逃げ切る作戦、マックスは後半のタイヤマージンで逆転する狙い) その結果マックスはシャルルより10周分フレッシュなタイヤで終盤にバトルすることが出来たわけですから、タイヤに残っていたパフォーマンスの違いもあり、ラスト15週辺りは、一周辺り0.5秒~1秒の違いを生んで、みるみる他車を追い詰め抜き去って行ったのです。 つまり、マックスの驚異的なドライビングパフォーマンスはレッドブルの戦略により得た10周分のタイヤデグラデーションの差と、マックスのドライビングスタイルとこのコースレイアウトに徹底特化したホンダのレースエンジニアの完ぺきなトルクマッピング設定が支えたと考えられるのでした。 後から解ったことですが、メルセデスの2台は高い気温の影響で、エンジンがオーバーヒート気味となり、リタイヤせずに生き残るためにパフォーマンスを最大にした走りが不可能になっていたそうです・・・。メルセデスの弱点はエンジンの冷却能力不足にあるという事でしたね・・・・まあ、それも今後は改善されて行くはずなのでやはり最強のチームであることには変わりないでしょう・・・。 そんな訳でしたが、とにかくマックス自身もHONDAエンジンもレッドブルのシャーシも戦略もオーストリアでは強力でした!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.07.01 20:29:00
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