地球の進化、生命のデザイナー

　昔、アメリカに居た時、バスにの窓からフロリダの平原をぼんやりとみていた時、強烈なヴィジョンが訪れた。

　たぶん異国の地で情報も少なく、知り合いも居ず、孤独で精神が研ぎすまされていたせいだろう。

　太古の陸地を原始的な緑が覆い、それが次第に進化してゆく早回しの映画のような映像。植物だけで無く他の生物があらわれると、それにあわせるかのように、植物が姿を変えてゆく。
　単なる緑から、色の付いた花が、目を持つ昆虫にあわせて現れ、香りの有る花もそれを感じる生き物にあわせて生まれてきたのだ。

　植物と動物がコミュニケーションしながらお互いに自らの姿を変えて来たのだ。

　植物は、私達が観たり、聞いたり、嗅いだりしている事をちゃんとわかっているんだという事を直観した。
　
　そして何とも不思議な事に、人間のいる現代。人間は地球のものたちを誉めるためにいるんだという事もその時わかった。

　私達がいろいろな感動を味わうと、それは確実に地球の様々なものに伝わっている。
　説明はできないが、それが真実だという事を私は知っているのです。