2012/10/11(木)16:04
被災地で思うこと
一ヶ月ぶりにアルバイトに行きました。
ここへ来ると、震災の復旧にはどのくらいの歳月がかかるだろう、と思います。画像は、トンネルの前で土台ごと折れた線路。この先は、津波で流された更地の町です。高く積みあがるのは、瓦礫の山。この先の風景を撮ってブログにアップしようかと思いつつ、急いでいるのと、写真を撮るのも怖いと感じるところがあり、いつも通り過ぎてしまいます。
とは言え、廃墟と工事車両の中に、プレハブのコンビニがあったり、新たにできた商店街の看板があったり(行ってみたいと思いつつ、時間が無い…)、バスラーメンがいたり、人間の気概というか、根性というか、生命力というか、そんなものも感じます。
我が家も津波の被害に遭いましたが、生活圏はほぼ復旧し、不便を感じるのは鉄道で仙台へ行けないことと、子どもの遊び場所が少ないことくらい。本当は、月一と言わず、もっとお手伝いに行きたい…でも、もうしばらくは、チビを守る生活がしたい…そんな葛藤が生じます。
一年半が過ぎたとは言え、土地も人の心も、まだ震災の復旧はスタートラインに立ったところではないでしょうか。支援はまだまだ急を要し、もっともっと必要です。こういうことを被災地からもっと発信した方がいいでしょうし、議員さんは全員1ヶ月でも被災地で、仮設住宅で生活して、復旧ボランティアをすればいいのに、と毎回思うのでした。
場所は違えど、同じような地域に毎日通う夫に、鮭フレークのなんちゃってハート弁当を作ってあげたのでした。
おかずは定番、きんぴら、ポテトサラダのチーズ焼き、鶏の照り焼き、ミニトマト。