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管理業務主任者試験の場合、平成13年の第1回試験と翌年を除い て、合格率は20~23%で推移しています。たとえ複数正解など の不適切問題で追加合格者を出したとしても、合格率が24%を 超えたことは平成15年以降、一度もありません。 つまり、管理業務主任者試験の試験水準は上位24%未満で設定 されており、24%を超えた時点でアウトになります。令和3年度 試験の場合、推定ですが34点で上位25.5%前後になるので、1点 高い「35点」を合格点にしたのだ思われます。 令和3年度試験では「34点」の人数がかなり多く、上位24%の ラインをわずかに超えたため、34点を合格基準点にすることが できなかったのでしょうね。 今回のように上位24%ラインを超えた場合は、合格点を1点上げ て「合格率19%台」になっているケースが、過去3回あります。
※平成24年の結果は、合格発表時には上記の通りでしたが、その後 追加合格者がでたため、最終合格率は21.9%となっています。 宅建の場合は合格率が18%を超えないように、マンショ ン管理士の場合は合格率が10%未満になるよう合格点が 決められています。賃貸不動産経営管理士の場合は、国 家資格化2年目でどうなるのか注目です。管理業務主任者 並の水準まで一気に下げてくる可能性もありますからね。 ただ、試験水準がバッティングするのはいかがなものか。 棲み分けをはかるためにも、資格試験の位置取りは重要で、 賃貸不動産経営管理士の場合はどのあたりにするのか。全 貌がみえてくるのは令和5年度の試験結果が出た頃でしょ うか。不動産資格系で一気にブレイクするには30%台で は高すぎで、宅建と官業の間ぐらいが理想ですが、狭いレ ンジでやや厳しいかもしれません。
最終更新日
2022年01月23日 05時38分49秒
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